完走記
- GW期間中の4/29(日)〜5/5(土)にかけ3泊7日の日程で、日本橋から京都三条大橋までの538kmの旧中山道を走破する中山道“風の旅”に参加。一部ワープしたもののゴールまでたどり着くことができましたので、その報告です。長文ご容赦！
- 今回のイベントは非公開イベントだったため、一般の方には知られることは無かったと思います。主催者は、甲州街道”鳥の旅“と同じで、参加に関する手続きはFacebookを介して行われました。
- 中山道69宿は山間部の難路が多く、イベントは4ステージに分けて行われてました。参加者は、全ステージ通しが私を含めて5名、一部のみ参加者が13名と少数。同行スタッフ1名でのサポート体制なので、これが精一杯とのこと。
- 第1ステージは、日本橋から望月宿(長野県)までの182kmを4/29〜30の33時間制限。
- 第2ステージは、望月宿から馬籠宿(岐阜県)148kmを5/1〜2の34時間制限。
- 第3ステージは、馬籠宿から太田宿(岐阜県)60kmを5/3の12時間制限。
- 第4ステージは、太田宿から京都三条148kmを5/4〜5の36時間制限。
- かつては栄えた宿場町ですが、現在は宿など全く無いところが多く、限られた期間内で京都三条に着くため、このようなスケジュールにしたとのこと。以下、各ステージ毎に振り返ってみます。
- 〇第1ステージ
- 日本橋に集合し、受付、説明と記念写真を経て9時にのんびりとスタート。この間、ろぎさんが応援に駆けつけてくださり、知り合いの参加メンバーに紹介いただくなどしました。有難いことです。 コースは旧中山道ということにとことんこだわり、幹線でないルートが実に多く、コースを入念に下調べされた方に甘え追走させてもらいました。 最近、ワラーチを多用しているものの距離が長く自信が無いため靴にしましたが、直に違和感が出て大宮氷川神社でワラーチに履きかえ、結局最後までワラーチで！これは進化です。 各ステージでは関門が設けられており、第1ステージでは安中駅6:00、横川駅9:30。何れも時間に追われ無理して間に合わせました。 横川駅から坂本宿を経て碓氷峠。長いトレイル区間で標高差もあり、更に眠気もピークとなり、ノロノロと進まざるを得ませんでした。軽井沢に達した時点で時間内に望月宿到着は無理と判断、第1ステージは150kmまでとし、ワープ。しなの鉄道、八ヶ岳高原線、バスを乗り継ぎ望月宿まで。この日の宿は国民宿舎望月荘。
- 〇第2ステージ
- 車で望月宿まで移動し、スタート。早々の芦田宿で造り酒屋に寄り日本酒1合を飲み、勢いを付けて笠取峠、更に中山道最大の難所の和田峠といったトレイル区間の多いコースを進みました。うち和田峠(古峠)ピークは中山道最高地点で1520mあります。 更に下諏訪宿で甲州街道との合流点を過ぎ、真っ暗な塩尻峠、塩尻市内を経て木曽。深夜の奈良井宿は情緒がありました。 トレイル区間の鳥居峠を夜中に抜け、木曽川沿いを進み須原宿で時間が厳しくなり、ここから主催者の車でゴールの馬籠宿の梅の家までワープ。126kmの走行です。
- 〇第3ステージ
- 梅の家をスタートし、石畳と白と茶の小石を埋め込んだ旧中山道を示すアスファルト道を進みます。途中、中津川盛り上げ隊の方に準備いただいたエードもありました。 この区間は高さはないもののきついアップダウンが続き、距離の割に辛いながらも時間内にゴール。宿はビジネスホテルいろは。
- 〇第4ステージ
- いよいよ最終ステージ。主催者によれば最も楽なステージというのですが、本当か？ 太田宿を出てすぐライン下りで有名な木曽川沿いを進み、うとう峠を経て加納宿、河渡宿などを過ぎ岐阜県最後は関ヶ原宿と今須宿。滋賀県に入り、真夜中の醒井宿手前の神社から真っ暗で見えない琵琶湖を確認。チェックポイントの武佐宿を時間内通過。 草津宿、唐橋、大津宿を越え遂に京都市。三条通りまでくると時間内完走が確実になると共に、長かった旅の終わりを意識。そして三条大橋を渡り、18時前、河川敷に用意されたゴールに到着。記念写真で終了しました。
- 最終ステージ終了後にどんな情況になっているか全く予想できなかったため、その日は宿を確保し、翌日帰宅しました。全ステージを通じ食欲は維持しスマートにはならず、走ろうとすればまだいけそうですが、足裏は最低で、特に左足の甲は普段の1.5倍位に腫れたまま。靴はとうてい履けません。
辛いことが多かった一方で、充実感は増すばかりです。
第1ステージスタート時集合写真
第1ステージゆるゆるスタート
第1ステージ巣鴨商店街
第1ステージ碓氷峠
第2ステージ笠取峠
第2ステージ和田峠
第2ステージ和田峠ピーク
第2ステージ和田峠ピーク
第3ステージスタート
第3ステージゴール前
第4ステージうとう峠
第4ステージ細道も旧道
第4ステージゴール
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