巡礼日誌
2007年7月〜2007年12月
3)2007年8月14日(火)
西国札所巡り(Part VII) 天気:晴れ
- 番外・法起院(奈良県桜井市初瀬776)
- 岡山始発6:00の「のぞみ」に乗り込み新大阪で下車。地下鉄、近鉄を
乗り継ぎ長谷寺駅には9:00前にやっと辿り着いた。
- 真夏であること、またまだ早朝の為か、駅から長谷寺を目指すのは小生だけだった。
- 30数年前に来たことが有るのだが、記憶は全く残っていない。
- すでに太陽がカンカン照りでとても暑い!寺を目指して門前町をゆっくりと歩く。人通りは少なかった。
- 長谷寺の手前で法起院の看板を見つけた。こじんまりとしたお寺。山門は立派。
- 山門をくぐると正面に小さな本堂。ここは西国33カ所を創った得道上人像が
本尊。
- 先に来ていた若い巡礼カップルがいなくなると小生一人のみ。
- 小さな境内であるが、何となく落ち着き心休まる雰囲気であった。
- 御朱印をもらって、暫し境内で休んだ後、次の長谷寺を目指した。
長谷寺駅
法起院
本堂
本堂
石塔
稲荷
仏足石
石仏
- 8番・長谷寺(奈良県桜井市初瀬町731−1)
- 法起院から長谷寺まではそれほど距離はない。
- 入口で入山料¥500(!)を徴収される。
- 立派な仁王門をくぐると登廊が始まる。汗だくになって石段を登った。
- 登り切ったところで大きな本堂が現れる。
- 本堂では大きく(約10m)立派な十一面観音を拝観出来る。あまりにも大きく立派なので
圧倒された。慈悲に満ちたお顔を拝見していると心が洗われる思いで、ずっと拝観
していたい思いに捕らわれた。
- 暑い中、何人かの人々が本堂の回りをぐるぐると回るお百度参りをしていた。
- 小生も観音様の面前を立ち去り難かったが、やむなく次の行程に移った。
- 本堂の外舞台からの展望は素晴らしかった。緑の中の小さな五重塔が美しい。
- 御朱印をもらい(係りの女性は素っ気なくビジネスライクであった。)再度観音様を拝み
帰途につく。
- 法起院の近くで、ガイドブックで紹介の五木寛之お奨めの地酒を売っている
「中山酒店」を発見。地酒「こもりくの里」を購入。900ml¥1,380なり。
店のおやじがここでしか売っていないと自慢したので、”五木寛之のお奨めのお酒ですよね”
と言ったら喜んでいた。背中のザックが急に重くなった。尚、「こもりく」とは「初瀬」の枕詞の由。
長谷寺参道
仁王門
登廊
本堂入口
本堂正面
舞台からの眺め
五重の塔遠望
中山酒店
- 9番・南円堂(奈良県奈良市登大路町48)
- 興福寺に行く前に、大和西大寺で下車して秋篠寺へ行くことにした。
- 目的は有名な「技芸天」を拝観するため。炎天下、駅から歩いて寺を目指す。
- 寺の手前に競輪場が有るのは少々興ざめる。20分ほど歩いて寺に到着。
- 山門から苔の美しい庭が広がっていた。入山料¥500を払ってこじんまりとした
本堂へ入る。
- 薄暗い本堂に、薬師如来座像を中心に多くの仏像が鎮座しておられた。目的の「技芸天」
は左端に鎮座していた。しばしその魅惑的なお姿に見とれる。参拝客はそれほど多くなく静かな雰囲気を楽しめた。
- 再び駅に戻り、最終目的地の近鉄奈良駅へ。
- 駅から興福寺境内はすぐ近く。ここまで来ると観光客は多い。鹿の姿も目立つ。大きな五重塔が印象的。
- まず南円堂を目指す。八角形の屋根が目立つ。寺の前には多くの参拝者(観光客?)がいた。
- 御本尊は不空羂索観音とのことで10月17日のみ開廟される由。
- 御朱印をもらうと共に西国各札所でくれる「散華」を無理して2枚もらう!
- 南円堂を参拝した後、猿沢の池を散策。それから東金堂の薬師如来座像を拝観。その大きさに圧倒された。
- それから国宝館を訪れる。ここには有名な阿修羅像を筆頭に著名な仏像が多数展示されている。
ゆっくりと見学して仏像の素晴らしさを十分堪能した。
- 当初の予定はここまでであったが、まだ時間もあったし、せっかくなので東大寺まで行くことにした。
- 大仏殿までの道は観光客でごったがえしていた。
- まず大仏殿で大仏様を拝観。大仏様を拝むのは何十年振りであろうか?
- そのあとまず2月堂へ。それから3月堂を訪れる。
- 堂内の不空羂索観音を中心とした天平時代の偉大な仏像群に圧倒された。
- 奈良の仏像は関東のそれと比べスケールが圧倒的に違うことを今回痛感した。
- 何はともあれ、この一日、多くの仏像に遭遇して素晴らしさを堪能する事が出来て満足。
- 新大阪17:16の新幹線に乗り帰途についた。歩行数約3.5万歩。
秋篠寺山門
参道
苔庭
本堂
大元堂
石仏
猿沢の池南円堂遠望
石碑
石段
南円堂
南円堂
興福寺五重塔
東金堂
国宝館
鹿
東大寺南大門
大仏殿
大仏殿
大仏
大仏
二月堂
三月堂
手向山八幡宮
2)2007年8月12日(日)
中国観音霊場巡り(Part IV) 天気:晴れ
- 4番・木山寺(岡山県真庭市落合町木山1212)
- 今回もお盆の岡山帰省時に近場の札所巡りをする事にした。
- 岡山も今年も連日33〜34度の猛暑が続いていたので、昨夏に続き今夏も車で札所巡りとなった。
- 札所はJR姫新線美作落合駅から西へ約6kmの標高430mの山上にある。
- 寺への道はくねくねと曲がった道を登っていく。炎天下歩いて登ったら大変であったろう。
- 参拝口に赤い鳥居があり違和感を感じるが、これは神仏混合の名残。
- 参拝口から石段を登り山門をくぐると、正面の石段上に本殿が現れる。
- 本殿には薬師如来と十一面観音が祭られているが、どちらも秘仏とのことで拝観できず。
- 本坊で御朱印をもらう。若い住職であった。ついでに本坊の見学を申し出たが、
お盆で忙しいとのことで断られてしまった。
- 木山寺のすぐ側に明治の神仏分離令により分離された木山神社がある。
- 木山寺から坂道を登ると大きくて古めかしい、一種異様な形をした神社が現れた。
- 境内に立つと何となく霊気を感じる雰囲気。いわゆるパワースポットの趣。
しばし呆然と佇む。
鳥居
山門
大師堂
本殿
本殿
観音堂
狛犬
木山神社
- 特別霊場・誕生寺・(岡山県久米郡久米南町誕生寺808)
- 法然上人の御誕生の聖地される誕生寺。
- 重厚な山門をくぐると正面に大きな銀杏の木と上人を祀る御影堂(本堂)が現れる。
- 本堂の左手に小さな観音堂がある。中には大きく立派な聖観世音が安置されていて拝観できた。
- 本堂の背後には上人の両親の御廟である勢至堂がある。その奥に
上人産湯の井戸がある。同じ敷地に岡山で一番大きいという大仏様が
鎮座していた。
山門
本殿
観音堂
勢至堂
大仏
産湯井戸
石仏
六角堂
1)2007年7月28日(土)
板東札所巡り(Part XXII) 天気:晴れ
- 26番・清滝寺(茨城県新治郡新治村小野1151)
- 朝5時前に自宅を出発。天気は薄曇り。蒸し暑い。東久留米駅の始発に乗り込む。
- 上野始発の水戸行きに乗り込む。
- 土浦には7:00過ぎに到着。コインロッカーに余分な荷物を預ける。
- 今回は札所までデイパックを担いでランニングで行こうと計画。距離は片道約15km。
- 土浦駅前を7:15出発。すでに真夏の太陽が照りつけ、ランニングの条件としては厳しい。
- ルート125をひたすら走り続ける。暑くて汗びっしょりになる。こまめな水分補給が必要。
- 常磐自動車道を横切った後で、小野・土浦線に入る。ここから札所まで約9km位であったが、
暑くてスピードも出ずきつかった。
- 9:00過ぎにやっと札所の入口に到着。もう、汗びっしょり。
- 長い石段を登ってやっと本堂に辿り着いた。
- 境内はそれほど広くない。参拝者も誰もいなかった。
- こじんまりとした本堂は、村民により昭和52年に再建されたとのことで、新しかった。内部はよく見えなかったが、本尊
は厨子の中のようだった。
- 本堂参拝の後、脇にある納経所で御朱印をもらう。
- 不愛想なおじさんが印を押してくれたが、殆どしゃべらず。ご苦労様位言ってくれれば良いのにと思ったが・・・。
暑い中ランニングでやっと辿り着いたのに。ここは参道以外は、札所らしさが感じられなかった。
- 清滝寺のある一帯は小野小町の里と言われ「関東ふれあいの道」の一部になっている。
- ガイドブックに従い、まず「向上庵」という小さな寺を訪れる。緑に囲まれた小さな寺だった。
- 「小町ふれあい広場」を訪れた後、小野小町の墓と伝わる五輪の塔に参詣。
この墓に参拝すると美人になったり婦人病にも御利益がある由。
- 日枝神社を経由すると田園地帯に出た。ゆっくりと走り続けたが、気温は益々上がって
体温も異常に上がってきた。走り続けると熱射病になりそう!
- 走るのを諦めウオーキングに切り替えた。
- 土浦を目指し唯ひたすら歩き続けた。でも暑さには耐えられない。
- 運良く、とあるバス停でバスをキャッチ出来た。最後の15分間は冷房の効いた
バスの中で生き返った。
- 土浦駅に着いたらちょうど12:00でした。
- 今日の暑さには参った。日焼けで腕が真っ黒になった!
札所入口
湧き水
山門
仁王
参道
山門(背後)
本堂
本堂
ユリ
石仏
石仏
向上庵参道
向上庵
道標
小野小町墓
- 本日の歩行数は約3万歩。ランニング22km。ウオーキング5km。疲れた!
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