巡礼日誌
2008年7月〜2008年12月
6)2008年10月25日(土)
板東札所巡り(Part XXV・・・結願) 天気:曇り
- 13番・浅草寺(東京都台東区)
- 週間天気予報では、土曜日は雨であったので、結願を目指す最後の板東札所の、3カ所の札所巡りは
日曜日の予定にしていた。しかし、急遽、土曜日は「晴れ」との予報になったので、予定を一日繰り上げた。
- でも、予想に反して、土曜日の朝は、どんよりと雲がたれ込めていた。
- 何はともあれ、自宅を朝6:00前に出発。まず浅草寺を目指す。
- 西武、山の手、地下鉄を乗り継いで、雷門入口に7:15頃到着。早朝なのに
参拝客の姿が結構見られた。
- もちろん、仲見世通りの店のシャッターは閉まったまんま。人通りの少ない静かな
参道を歩いて本堂を目指す。
- まだ8:00前だったので、御朱印は無理だと思ったが、寺の係員に尋ねると、OKとの由。
驚いた。他の札所と異なり、納経所受付は本堂の奥にあった。
- 本堂の中を横切り受付へ。しばらく待たされて、朝の勤行を終えた僧侶が達筆で
文言を書いて印を押してくれた。坊さんの対応は中々良かった。小生の後にもおじさんが
朱印をもらうのを待っていた。
- 本堂内は次々と拝観・祈願する人たちが訪れていた。
- 本堂改築50周年との事で御前立ちが開扉されていたので、小生もしっかりと祈願した。
- 早朝の為、残念ながら、今回は神谷バーでデンキブランを堪能する時間は無かった。
雷門
石碑
仲見世通り
山門
大草鞋
五重塔
本堂
神谷バー
- 29番・千葉寺(千葉県千葉市)
- 浅草寺を後にして、次の千葉寺を目指す。
- 地下鉄と総武線で千葉駅には9:00前に到着。地図を頼りに
歩いて札所を目指す。
- 距離的に往復で1時間もあれば十分だと思って、千葉発9:59の
館山行きの電車に間に合うように必死で歩いた。おかげで、寺に着く頃には
汗びっしょりになった。
- 地図上で寺の近くに辿り着いたが、案内板も何もなく、しばらく周りを
うろうろした。寺は意外な場所にあってやっと見つかったが、駅から約30分
掛かった。これでは9:59発の館山行きには間に合わない。
- 交通量激しい道路脇に、古めかしくて立派な山門が建っていた。
- 境内は思いの外広かった。立派な本堂の前には、大銀杏の木があった。
葉っぱはまだ緑のまま。紅葉の時期はすばらしいだろう。
- 本堂は閉ざされたままで中に入れない。小さな窓から中を覗っても内部は
薄暗くて詳細は不明。
- 納経所で朱印をもらった後、しばし境内を散策。境内は落ち葉掃除をしている
老人二人を除き小生のみ。箒で落ち葉を掃く音のみが響き渡っていた。
- 帰りはゆっくりあるいて千葉駅を目指した。
山門
仁王
本堂
大銀杏
大銀杏
本堂
- 33番・那古寺(千葉県館山市那古1125)
- 千葉駅から普通電車を乗り継いで、那古船方駅に12:52に着いた。
- 車窓から見る内房の海は曇りのため灰色であった。
- 駅から歩いて10数分で結願寺の入口に到着。石段を登ると参道に辿り着いた。
- それほど広くない境内に、本堂、阿弥陀堂、鐘楼、多宝塔がひしめき合っている感じであった。
- 丁度、平成大改修落慶式の準備の真っ最中で、本堂前では木道を作ってその上に
赤いカーペットを敷く作業中で、作業員が忙しそうに働いていた。せっかく小生の
結願の日なのに騒々しかった。
- 何はともあれ、本堂でご開帳のご本尊を拝観。ご本尊は銅製で、等身大の黒い
千手観音様が厨子の中に鎮座されていた。
- 本堂は那古山の中腹にあり、本堂の手前から内房の海を望むことが出来る。
- 納経所は本堂から離れた、本坊にあった。ここでは結願の場合は、希望すれば
最後の御朱印(結願の印も押してくれる。)と共に、名前と日付を記した「結願之証」も
発行してくれる。(発行料金は「志」。)
- 何はともあれ、板東札所の巡礼を始めたのは2004年8月からなので、結願まで約4年掛かった
事になる。結願証を手にすると喜びが込み上げてきた。
- 尚、納経所の係のおじさんによると、本日の参拝者の中に、結願14回目の巡礼者が
いた由。14回もスタンプを押しているので、納経帳のページは真っ赤かだそうだ。
- 再度本堂に引き返して、観音様と対峙。別れを惜しんだ。とにもかくも結願!
お疲れさんでした!
- 本堂の脇から那古山に登るハイキングコースがあったが、天気も今一だし、
時間の関係から割愛して那古船形駅に引き返した。
- 小生の場合、次は善光寺へのお礼参りだ!!
那古船方駅
入口
石段
山門
仁王
境内
多宝塔
本堂
本堂
石仏
内房の海
5)2008年9月13日(土)
板東札所巡り(Part XXIV) 天気:曇り後晴れ
- 25番・大御堂(茨城県つくば市筑波748)
- 週間天気予報では、3連休の天気は芳しくなかった。
- しかし、直前になって土曜日の天気は良いとの予報。
- いつでも出かけられる準備だけはしていたので、急遽、筑波山に登ることにした。
- 以前から、25番札所に行く時は、せっかくであるので、日本100名山の一つである筑波山
にも登ろうと考えていた。
- 振り返れば、小生の若かりし頃(20代の時)、100名山踏破を目指して、がむしゃらにピークハンティング
をやったのだが、結局、66名山を踏破した後、途絶えていた。今回筑波山に登ると、約30年ぶりに
100名山の一つに登って、67座踏破となる。
- 何はともあれ、朝5:30に自宅出発。天気は薄曇り。
- 秋津から武蔵野線、つくばエクスプレスと乗り継いで、つくば駅に8:36到着。
早朝はつくばエクスプレスの連絡が良くなかった。
- 筑波神社入口行きのシャトルバスの始発は8:00。思ったほどバスは混んでなかった。
- 約40分で入口着。登山道はケーブル駅のすぐ横から始まる。
- その前に筑波神社に参拝。思った以上に立派な神社であった。縁結びの神社である由。
- 登山道は木の根っこと石のごろごろした坂道からスタート。途中で一度わずかな
下りがあったのみで、急な坂道が続いた。暑くて汗が滴り落ちて、Tシャツがびしょ濡れになった。
- 8:45にバス停をスタートして、ケーブル山頂駅のある御幸ヶ原に10:00頃到着。
ガスで見晴らしは無かった。ここでおにぎりを食べてエネルギー補給。
- ここから男体山までは15分位。岩のある山道を登らねばならず結構きつかった。
頂上には立派な社があったが展望は今一。(標高871m)
- 下ってもう一つのピーク女体山(標高877m)を目指す。
- 同じく15分位歩いて女体山の頂上へ。こちらは巨大な岩のピークで見晴らしは
抜群。日本100名山の大きな石碑が有って、みんな前で写真を撮っていた。
- 下りはつつじヶ丘方面に下りて筑波神社入口を目指した。
- 大きな岩の間をぬって下る道がかなりの間続いた。
- 標高が900m以下なので、甘く見ていたが、ハイキング道と言うよりは
登山道であった。ランニングシューズで行ったが登山靴で行くべきでした。
さすが100名山だけのことはあると感じた。
- 何はともあれ、岩や石だらけの下り道で難儀した。おまけに次から次へと
登山客が登ってきてすれ違うのも難儀であった。予想以上に下りに時間が掛かった。
- やっとの事で筑波神社の登山道入口に到着したが、ほとんど正午であった。
- 筑波神社に立ち寄ったら、なにやら人だかり。何事かと覗き込んだら、
丁度「ガマの油」の実演販売中であった。しばし口上を見物。
- それから、本来の目的地、札所25番「大御堂」目指す。
- 大御堂は神社の直ぐ側。予想外に小さな寺であった。境内も狭い。
- 本堂の千手観音像は厨子の中で見られなかった。
- 早速、御朱印をもらおうと思ったら、12時を過ぎていて「昼休み」の
看板が出ていた。残念。タッチの差。あと一時間待たねばならない。
- 仕方なく昼食の場所を探す。バス停側の喫茶店に入る事にした。
暑いので生ビールと山菜そばをオーダー。生ビールで生き返った。
- 昼食後、札所に引き返す途中で地酒屋に立ち寄る。(到着時に目星を
付けていたのだ。)おばちゃんがお奨めの「霧筑波」720ml、¥1,200,
を購入。つくばには色々地酒があるみたい。
- 13:00札所で御朱印をもらって、直ちにバス停まで駆け戻る。
なにしろ次のバスの時間が13:10だったもので。
- 何とか13:10のバスに間に合って、今回の登山と巡礼の旅は終了。
- 25番札所はあまりにもこぢんまりとした札所で見所も無かった。
筑波山登山と組み合わせて正解であった。
筑波神社
筑波神社
男体山頂
女体山頂
女体山展望
女体山展望
ガマの油口上
25番入口
本堂
鐘楼
石仏
- 今回はトータルで約2万歩。すごく汗を掻いたけど、終了後、疲労感は無かった。
- あと3カ所で板東札所は満願成就!
4)2008年8月13日(水)
西国札所巡り(Part X) 天気:晴れ
- 1番・青岸渡寺(和歌山県那智勝浦町那智山8)
- 岡山からの帰りにも西国札所に寄る事にした。目的地は1番札所。
- 岡山6:08発の「のぞみ」で新大阪駅に7:00前到着。
- 新大阪7:35発特急「くろしお1号」に乗り込む。帰省シーズンで指定席は満席の由。
- 南紀白浜を過ぎてやっと空席が目立ち始めた。南紀の田圃はすでに稲穂が頭を垂れて、収穫の時期!
- 今日は那智駅に臨時停車とのアナウンス。南紀勝浦までの切符だったが、2駅先の那智で降りる事にした。
- 那智駅は小さな駅だったが、隣に日帰り温泉施設と物産を売る店が併設されていた。
- まず駅の裏手にある那智海岸を訪れる。青くきれいな海は、海水浴客で賑わっていた。
- ガイドブックに沿って、那智駅から那智山まで約9kmを歩く事にした。
- 駅のすぐ側に、浜の宮王子(神社)と補陀洛山寺が並んである。
- 補陀洛山寺の境内には、海の彼方にあると信じられていた補陀洛浄土へ行くために、渡海上人達が
補陀洛渡海を行ったとされる渡海船の模型が展示されている。
- 補陀洛山寺の、昼尚暗い裏山には、二度と帰ることの無かった補陀洛山寺の歴代の渡海僧の墓がある。
- 寺のすぐ側に、振り分け石と呼ばれる岩がある。これは熊野古道の伊勢路・大辺路・中辺路の分岐路
を示すものだそうだ。
- 何はともあれ、道標に沿って熊野古道を歩く事にした。道標は至る所にあって迷うことは無かった。
- 暫く国道沿いを歩いたが、間もなく、杉並木や竹林が続く登りの山道に入った。
- 山道は薄暗く、他には誰も歩いていなく、少し異様な雰囲気。そして登り切って、尼将軍供養塔なる石塔がある場所に
辿り着いた。何だかパワースポット的な雰囲気であった。
- ここから下ると、民家が両側に並ぶ道が続き、間もなく「大門坂」の大きな石の標識が現れる。
- ここから大きな杉並木の中の石段の登りが始まった。昼尚薄暗い杉並木の中を
汗だくになって登った。登り切ると上から下まで汗でびっしょりになった。
- 最後の表参道の石段を登りきると、右は一番札所の青岸渡寺、左は熊野那智大社
への石段。
- 那智山へは30年以上前の学生時代に訪れたのだが、行程について全く記憶がなくなっていた。
- まず熊野那智大社へ参拝。多くの参拝客が訪れていた。
- 大社を通り抜けると、隣が青岸渡寺の境内。早速に参拝して御朱印をもらった。
- 立派な本堂。ご本尊(如意輪観音)は厨子の中だが、黄金に輝くお前立ちを拝観した。
- 境内の端から那智滝を遠望できる。境内をさらに進むと、三重の塔と滝が並んで見える。
- ¥200を払って三重の塔の上へ。上からは滝が美しく見える。反対側には熊野の青い海を
望む事が出来た。
- 更に下って那智大滝の側へ。ここには飛瀧神社がある。滝をすぐ側で見るためには
¥300払わねばならなかった。更に延命水なる水を頂くには¥100。何だか金儲け主義
丸見えで白けてしまった。滝ぐらい只で側で見せてくれよ!
- 何はともあれ133mの落差の滝はすばらしかった。¥300分滝の側で暫く滝に見とれていた。
- 最後に土産物屋で「那智黒飴」を土産に購入。歩き回って全身汗だく。さすがに歩いて引き返す
気力は無かった。滝前からバスに乗って南紀勝浦駅に向かった。
- 駅には16:00頃到着。暫く駅の前を散策探検。ついでに夜行バスの出発点も確認。
バスターミナルはJR駅から離れた港の近くだった。港の周りも散策。勝浦温泉があるので
港周辺はホテル、宿がたくさんあって宿泊客もたくさんいた。足湯も二カ所あった。
- 夜行バスに乗る前に腹ごしらえ。バスターミナル近くの小料理屋に入る。南紀は鯨とマグロ料理が
名物。メニューを見ると鯨料理はいいお値段!何はともあれまずビール。久しぶりに
懐かしの鯨の竜田揚げをオーダー。あっという間にビールを飲み干して、地酒(太平洋)の2合徳利
をオーダー。出てきた竜田揚げは旨かったが、値段の割には量が少なかった。
地酒も飲み干し、最後はマグロ丼で閉める。マグロは分厚くて旨かった。お勘定は何と¥3,800なり!
後でイルカの刺身というメニューが在るのを発見。どんな味がしたのか賞味出来なくて残念。
- 19:30発の東京行きの夜行バスに乗って今回の巡礼は終了。バスの中から2カ所で
花火大会をやっているのが見られた。池袋東口まで11時間の長旅でした。
車窓の海
那智駅
那智浜
浜ノ宮王子
補陀洛山寺
補陀洛山寺
渡海船
渡海上人墓
道標
尼将軍供養塔
稲穂
市野乃王子神社
多富気王子碑
夫婦杉
大門坂入口
大門坂
新参道
大社入口
石碑
那智大社
大社より遠望
楠大木
本堂
本堂
本堂
三重の塔
那智滝遠望
熊野灘遠望
那智滝入口
那智大滝
紀伊勝浦港
3)2008年8月11日(月)
中国観音霊場巡り(Part V) 天気:晴れ
- 7番・円通寺(岡山県倉敷市玉島柏島451)
- お盆の岡山帰省時は連日35度のうだるような暑さが続いた。
- 暑さには勝てず、今回も車にての札所巡り。
- 良寛が修行したという円通寺は、倉敷市南部の瀬戸内海を見下ろす
小高い丘の上にある。
- 寺の周辺は、広大な円通寺公園となって緑の森が広がる。札所の裏手の公園の頂上
近く(標高92m)からの展望はすばらしい。
- 本堂は茅葺きの立派な建物であった。
- 蝉時雨の中、良寛を偲びながら、暫し誰もいない本堂前に佇んだ。
- 境内も緑が多く庭もすばらしかった。
参道入口
スイレン
良寛像
石仏
本堂
地蔵
石仏
鐘楼
本堂
瀬戸内遠望
裏参道
2)2008年8月9日(土)
西国札所巡り(Part VIIII) 天気:晴れ
- 5番・葛井寺(大阪府藤井寺市藤井寺1−16−21)
- 5月の連休と同様に、8月8日新宿23:00発のJRプレミアムドリーム号に乗り込む。今回は満席。
- 大阪には渋滞の為、40分遅れの朝7:40到着。梅田から地下鉄で天王寺まで。
- 天王寺で近鉄に乗って藤井寺に辿り着いたら丁度8:30。
- 札所は駅から歩いて300mのところにある。アーケードのある商店街を抜けた所が札所の入口。
- まだ9:00前なのに境内はもう参拝客で賑わっていた。
- 丁度8月9日は「千日まいり」の日であった。この日にお参りすると4万6千日分の功徳がある由。
またご本尊は毎月18日のみ御開帳されるが、8月9日にも御開帳される。小生もご本尊にお目にかかりたく
この日を選んだのである。
- 大きく立派な厨子の中に、慈悲に満ちたお顔をされた千手観音様が鎮座して居られた。
- 厨子の中は薄暗くて細部まで判別出来なかったが、それがかえって神秘さと神々しさ
を増していた。
- 暫し一人で厨子の前で観音様と対峙。本堂の外が騒々しかったのが少々玉に瑕。本堂内には
他にも多くの仏像が鎮座していた。
- それから納経所で御朱印をもらう。係りのおっちゃんは愛想が良かった。
- 境内ではご祈祷の受付、お守りの販売等で係員が忙しく働いており、参拝客も
群がっていた。そこでは大阪商人のにおいがした。
- 境内はそれほど広くなく見所は本堂のみ。3番の粉河寺に向かうため駅に引き返した。
アーケード
山門
千日まいり
仁王
石仏
本堂
百度石
四脚門
- 3番・粉河寺(和歌山県紀の川市粉河2787)
- 藤井寺から河内長野、橋本と電車を乗り継ぎ、橋本からJR和歌山線で
粉河に至る。橋本からは1時間に一本の電車。10:38発の2両
ワンマン電車に乗って粉河には11:10到着。
- 昼が近くなって日差しが焼け付くように暑い。駅から札所まではほぼ
真っ直ぐな門前町が約1km続く。町並みは新しかった。しかし、駅から札所を目指す
参拝客は小生のみ。しばらく歩くと立派な大門が現れる。
- 門をくぐると粉河川沿いに参道が続く。
- 中門をくぐって突き当たりを左折すると目の前に立派な本堂が現れる。
- ご本尊は千手観音様で厨子の中。拝観料¥300払うと本堂の中を拝見
する事が出来る。様々な仏像、観音様を見ることが出来て興味深かった。
- 阿弥陀堂には大きな阿弥陀様がおられた。お顔がほっとさせるような表情
をしていたので気に入った。
- それにしてもこんなローカルな(?)町に、こんなに立派なお寺が在る事に
驚かされた。
- 大門の側の土産物店で名物と言う「粉河寺みそ」を試食した後に購入。
¥900なり。おばちゃんによれば、2種類の辛口と甘口のうち、甘口の
ほうがよく売れる由。小生も甘口を買った。みその中にキュウリ等の野菜が
入っており、ご飯に乗せたり、お茶漬けにしたり、もろきゅうにすると旨い
との事であった。
- 境内は思いの外、参拝客がいた。みんな自家用車できている模様。
- 12:32発の電車で和歌山を目指す。粉河からは1時間に2本の割合で
電車があった。それにしても、和歌山線の車窓の眺めは、ローカル線にしては
今一面白みがなかった。
粉河駅
大門遠望
大門
石碑
仁王
参道
中門
毘沙門天
本堂
阿弥陀様
本堂
本堂
六角堂
- 2番・紀三井寺(和歌山市紀三井寺町1201)
- 和歌山駅から紀勢線に乗って紀三井寺駅で下車。
- 駅前は店も何もなく閑散としていた。おまけに寺への案内板もなく、
一瞬戸惑った。
- 何はともあれガイドブックの地図に従って札所を目指す。それにしても暑い。
間もなく、山の中腹に札所らしい建物が見えてきた。
- 何とか札所への入口が見つかった。入口でおばちゃんが、今日は千日向なので
入山料は無料と叫いていた。後でここは駐車場からの入口で正門でなかった事が判明。
- 暑い日差しの下、坂を上ってやっと参道に辿り着く。境内は多くの参拝客で賑わって
いた。
- 高台にある境内から和歌浦が一望出来た。すばらしい眺めだ。
- 残念ながら、本堂の中は格子戸で良く見えなかった。もちろん、ご本尊(十一面
観音)・お前立ちの姿も。ご本尊の御開帳は50年に一度の由。(次回は2020年)
- 本堂の真向かいに真新しい新本堂が建っていた。(今年5月完成の由)入場料¥200なり
を払って中に入ると、金色に輝く大千手十一面観音様に出くわす。寄木立像として日本最大
の十一面観音の由。見上げる高さで10m以上はあろう。真新しく堂内も明るいので
長谷観音のような荘厳さは無く、コマーシャリズムの匂いのみ。
- 新本殿は3Fの展望台まで階段で上れる構造になっている。3Fに登ると和歌浦
と和歌山市の街並みが一望できてすばらしかった。暫し和歌浦の展望に見とれる。
- 又三カ所に大きな丸窓があり、そこから観音様のお顔を間近に見られる構造と
なっていた。
- 帰りは本来は登るべきだった231段の石段を下った。途中に三つの井戸の内の
一つの「清浄水」があった。
- 山門は目立つ朱色。山門前には土産店が並んでいた。
- 14:25発の和歌山行きに乗り込む。和歌山駅から14:47発の特急くろしお号に
何とか乗ることが出来た。
- 電車の中で缶ビールを飲んで(昨夜は禁酒!)寝込んでしまい、新大阪駅で車掌に
叩き起こされて今回の巡礼は終了!
土産物店
山門
清浄水
石段
本堂
本堂
本堂
本堂遠望
石仏
新本堂
大観音
和歌浦
和歌浦
1)2008年7月19日(土)
板東札所巡り(Part XXIII) 天気:曇り時々晴れ
- 21番・日輪寺(茨城県久慈郡大子町)
- 今年の4月から秩父札所で忙しく、板東札所巡りとは暫く疎遠になっていたが、やっと
時間がとれるようになったので、懸案であった21番札所を目指すことにした。
- 早朝自宅を出発。天気は薄曇り。蒸し暑い。
- 日暮里から常磐線の勝田行きに乗り込む。土浦までは女子高生のおしゃべりで
うるさかったが、土浦以降は車内も空いて静かになった。
- 水戸には8:30過ぎに到着。水郡線9:23発の郡山行きの電車に乗り込む。
3両編成の車両は新しかった。
- 久しぶりにローカル線の景色を楽しむ。列車は常陸大子駅には少し遅れて10:40着。
- 八溝山麓の蛇穴行きのバスの出発は10:42。ぎりぎり間に合った。
- 終点まで約45分。終点までの客は7人であった。バス代¥800なり。
- 大鳥居をくぐって、11:30頃から八溝山を目指して歩き始めた。歩きながら
おにぎりを食べてエネルギー補給。
- 林道を暫く登ると、旧八溝山参道の標識が現れたのでここを登る事にした。
- 熊笹の生い茂る登山道をひたすら登ったが、暑くて汗が滴り落ちた。
- 途中2回ほど林道を横切った。最後に遊歩道に入って、下りと登りが終わると
日輪寺の直下に出た。バス停からここまで歩いて約1時間だった。
- 日輪寺は八溝山(標高1,022m)の8合目にある。
- 札所に辿り着いた時は、丁度マイクロバスで来ていた巡礼客の団体が本堂で
読経の最中でありにぎやかだった。
- 何はともあれ金色の十一面観音と対峙。
- 御朱印をもらった後で、八溝山の頂上を目指した。
- 頂上までは札所から約15分位。蝉時雨の中、頂上を目指した。
- 頂上直下に銀性水という湧水の道標があった。訪れたが残念ながら渇水中。
- 頂上には展望台と八溝嶺神社がある。
- 折角だから展望台へ登ろうと思ったら、入口に受付窓口があり、
おっちゃんに入場料¥100取られた!当然無料と思っていたのに・・・。
おっちゃんに¥100もするのと尋ねたら、上は涼しいですよと言われた。
- 確かに上は涼しくて、ほぼ360度の展望。磐梯山や富士山も見えるとの
事であったが、遠くは霞んで山は見えなかった。
- 帰りにおっちゃんに「富士山は見えなかった」と文句を言ったら、富士山が
見えるのは冬場だけですよと言って、自分が撮った富士山の写真を見せてくれた!
- 札所に引き返し、寺の側の土産物店に寄ったら、老夫婦がお茶を振る舞ってくれた。
奥久慈特産のお茶との事。土産に一袋購入(¥1,000)。しばし老夫婦と談笑。
ここは福島県との県境近く。奥さんの言葉のアクセントはほとんど東北弁。
今年の梅雨は雨があまり降らなかった由。
- 団体客がいなくなった境内は静寂を取り戻していた。
- 八溝山は又湧水群でも有名。帰り道、もう一カ所湧水地を訪れたが、
雨が少なかった為か、ここも水量が僅かであった。ペットボトル
に汲んで持ち帰ろうと思ったのに残念。
- 麓に戻ったのは15:00頃。バス停近くの茶店(お世辞にもきれいとは言えない店であった。)
のおばちゃんにビールを所望したが、もう売り切れてないとのつれない返事。
商売気のないおばちゃんだ!!
- 最終バスは16:15。仕方なく素面のままバスを待つ。
- 帰りのバスの客も来た時と同じ顔ぶれ。バスは常陸大子駅に17:00頃到着。
- 水戸行きの電車まで50分近くあったので、駅前の酒屋に駆け込んで、おやじに
地酒を所望。一升瓶の銘柄を勧めてくれたが、持ち帰りには不便なので4合瓶
のお勧めを頼んだ。勧めてくれたのが「奥久慈の香」¥1,422なり。
- 電車の発車までコンビニで缶ビールを買って喉を潤す。旨かった。
- 水戸駅には19:00過ぎ到着。予想外に遅くなった。
- 水戸から特急スパーひたちに乗って上野に直行。約1時間の快適な旅でした。
登山道入口
石碑
道標
本堂
日沙門堂
山頂
展望台展望
銀性水(涸れていた。)
八溝嶺神社
奥久慈茶畑
- 帰宅は21:30。今回は約2.1万歩。秩父札所の最終回に比べると、はるかに楽勝。
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