私の古寺巡礼
2008年11月〜2009年12月
2)2009年7月25日(土)
百寺巡礼(その2) 天気:雨降ったり止んだり
- 24番・東寺(京都市)
- 京都駅を新幹線で通り過ぎる度に、東寺の五重塔の姿を見ていたのだが、実際に東寺を
訪れた事は無かった。
- 今回、初めて京都駅で下車して、歩いて東寺を目指した。
- 京都駅は相変わらず観光客でごった返していた。彼らを尻目に、京都駅八条口から
歩き始めた。天気は曇り。蒸し暑い。この暑さの中、歩いて東寺を目指す人は、他にいなかった。
- 歩いて20分ほどで東寺東門に到着。入口付近に、多数の小学生親子が、屯していた。
- 入場料¥500を払って境内に入る。まずは目立つ五重塔を目指す。何度も火災に遭い、
今の塔は、1644年に再建された由。近づくと、その大きさ(高さ55m)に圧倒される。
- 気がつくと、先ほどの小学生たちが、境内に散らばっている。どうやら写生大会に来たようだ。
- 続いて金堂内を拝観。薬師三尊が安置されていた。金色に輝く大きな薬師如来座像に圧倒された。
左右の日光・月光菩薩像も素晴らしい。
- 更に、金堂に並ぶ講堂内に入る。ここは、弘法大師の、密教の教えを表現する、立体曼荼羅の世界が広がる。
- 立体曼荼羅は大日如来を中心とした五智如来と、五菩薩、五大明王、四天王、梵天、帝釈天の
21体の仏像が安置されている。その豪華絢爛、荘厳さ、スケールの大きさに、またまた圧倒された。
- 仏像の姿を目に焼き付けるべく、金堂、講堂共に2回ずつじっくりと拝観した。
- 講堂を出て京都駅まで引き返そうとした時に雷鳴が轟き雨が降り出した。
東門
五重塔遠望
五重塔
金堂
講堂
大師堂
- 京都駅まで小走りで戻った。
- 26番・東本願寺(京都市)
- 次に、京都駅から烏丸通りを通って、京都タワーを越えた少し先にある、東本願寺を
目指そうとしたが、雨が土砂降りになり、京都駅でしばらく足止めを食らった。
- しばらくすると雨は小降りになったので、東本願寺を目指す。京都駅からほど近いところに
東本願寺はある。いままで何度も京都は訪れたが、東本願寺(真宗太谷派の本山)及び西本願寺
(浄土真宗本願寺派の本山)共に参拝したことはなかった。
- 大きな御影堂門をくぐると、正面に大きな御影堂が現れ、左には、やはり大きな阿弥陀堂が
ある。阿弥陀堂は補修中であった。
- 御影堂には親鸞聖人の木像が安置されている由。
- 阿弥陀堂は、阿弥陀如来を祭る東本願寺の本堂である。本堂の大広間では、丁度、
多数の門信徒を集めた勤行が行われていた。暫く勤行の様子を拝見させて頂く。
山門
山門アップ
灯籠
御影堂
看板
格言
側門
- 勤行の終わる直前に阿弥陀堂を出て、次の西本願寺を目指した。
- 27番・西本願寺(京都市)
- 東本願寺から西本願寺に向かう。
- 西本願寺に着く頃には、再び雨模様となって来た。
- 門を入ると、正面に阿弥陀堂、そして左側には、1999年から10年の歳月を
費やして、今年の3月に改修が終わった御影堂が、どっしりとした姿を見せる。
- まず阿弥陀堂で、阿弥陀如来と対峙。丁度勤行が終わったばからりなのか、
僧侶が片付けを行っていた。訪れた多くの信徒(観光客?)が頭を垂れていた。
- ついで完成したばかりの御影堂へ。とてつもない大広間で、新しい畳のにおいが、鼻を心地よく刺激する。
- 親鸞聖人の御影を拝観していたら、僧侶より12:00から勤行が始まりますとの
口上あり。時計を見たら、11:58だった。
- 正座して、最前列で勤行に参加する事にした。
- 正味10分くらいであったが、しばし浄土真宗の世界に浸る。普段、正座などする事がないので、結構辛かった。
終わるとほっとする。
- 西本願寺に到着して以後、雨は激しく降り続いていた。中々止みそうになく、
阿弥陀堂の前で、小降りになるまで待つことにした。
- 小降りになったのを見計らって、京都駅を目指して歩き始めた。しかしながら、直ぐに、
土砂降りになった。
- 傘が小さかったので、京都駅に着くまでには、ずぶ濡れになってしまった。
- 更に、他の寺にも行く予定だったのだが、この雨では、これ以上は無理と判断し、京都駅で、京の漬け物を土産に買って、京都を後にした。(千枚漬けを買いたかったのだが、これは
冬の季節商品とのこと。知らなかった!)
正門
正門
阿弥陀堂
御影堂
御影堂
- 次回はいつ京都に来られるであろうか?
1)2008年11月1日(土)
百寺巡礼(その1) 天気:晴れ
- 40番・永保寺(岐阜県多治見市虎渓山町1−40)
- 10月31日金曜日の夜、東京23:10発のムーンライトながら号に乗り込んで、名古屋を」目指す。翌日から3連休
とあって、車内は満席。
- 翌朝6:00に名古屋着。午前中は、名古屋市博物館で開催中の特別展:「西国33カ所、観音霊場の祈りと美」を鑑賞。
清水寺奥の院本尊秘仏が、寺外初公開されていて、これが素晴らしかった。
- 午後になって名古屋駅に引き返して、中央線の快速に乗り込んで、多治見駅へ。(所要時間は約40分)
- 駅前の観光案内所で永保寺までのルートを尋ねる。係のお姉様が、地図を元に
親切に解説してくれた。
- 駅から歩いて寺を目指す。快晴のポカポカ陽気でウオーキングには最適。
- 寺の直前から、つづら折りの山道が続く。登り切った所が公園となっており、
ここから寺まで急な下りの参道が続く。
- 下りきった所で、目の前に立派な庭園が広がり、一瞬、別世界に来たように感じた。
- この寺は、夢窓国師の手による、池と庭園が有名なのであるが、残念ながら、丁度、工事中で
池の水が抜かれてしまっていた。
- しかしながら、池の対岸に見える観音堂と、岩の上に建つ六角堂の眺めが、素晴らしかった。
- 観音堂の中には岩窟式厨子の中に聖観音が鎮座されている由。但し、秘仏で毎年
3月15日のみ開扉されるとの事。
- 境内の奥には開山堂がある。
- 本堂は近年の火事で焼失してしまったが、再建工事が始まっていた。
- 観音堂前の大きな池(臥竜池)には、無際橋という橋が架かって参拝客も
渡れるとの事だが、残念ながら、工事中!
- 周りに、続芳院、徳林院、保寿院という立派な建物があった。
- 有名な寺なので、次から次へと観光客が訪れていた。
- 美濃国の片隅にこんな立派な庭園を持つ寺が有るとは驚きであった。
登山道入口
石仏
石仏
下り山道
遠望
六角堂
観音堂
観音堂
案内板
続芳院
徳林院
石仏
- 帰りは多治見市街経由で駅まで歩いて帰った。
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