私の古寺巡礼
2018年1月〜2018年12月
32)2018年11月14日(水)
百寺巡礼(その32) 天気:曇り
- 24番・東寺・五重塔(京都市)
- 先週に引き続き、今週も夜行バスに乗って関西を目指す。今回の目的は、東寺の五重塔の初層公開と六角堂の二つの秘仏公開、そして久々の
三十三間堂の訪問である。
- いつも通り所沢22:10発の夜行バス。今回は予想外に混んでいた。紅葉の時期になったからであろうか?
- 京都駅には翌朝6:30着。今回はここが最終目的地なのでゆったりと行動できる。
- 取り敢えず近くのイオンモールで朝食をと思ったのだが、朝7:00前にはどこもオープンしていない事が分かった。
仕方なく近くでオープンしていた吉野家へ。牛丼定食¥640を食す。
- 東寺五重塔の公開は8:00から。歩いて東寺を目指す。天気は曇りで肌寒い。
- 8:00少し前に東寺の入口に到着。8:00まで自由に出入り出来る境内を散策。
- 8:00に五重塔・金堂・講堂のある境内の入口がオープン。拝観料¥1,300(五重塔、金堂、講堂、観智院、宝物館のセット券)を払って中に入る。
オープン時の入場者は早朝のため小生を含め数名だった!直ちに五重塔を目指す。期間限定で初層が開扉され中を見ることが出来る。心柱を大日如来に見立て、
その周りに四方に向かって四体の阿弥陀如来と脇侍(八大菩薩)が安置されていた。壁には空海等の僧の彩色豊かな壁画が見られた。四天柱の絵は剥落していて
よく分からなかった。ボランティアのおばさんの話では心柱を50cm切った場所がガラス越しに見られるとの事であったが、目をこらして見たが、
小生には良く分からなかった。
- 何はともあれ、客は数名だったのでじっくりと内部を鑑賞出来た。
- 次いで金堂で大きく金色に輝く薬師如来(288cm)と日光・月光菩薩と対峙。ホントにでかい。如来座像の台座の下に小さな十二神将を配しているのが特徴だ。
- 講堂で立体曼荼羅の仏像群をじっくりと鑑賞。ホントにすごい物を造ったと感心する。
- 金堂、講堂共にほぼ無人状態で、薄暗い堂内でゆっくりと仏像を見る事が出来た。
- 外に出ると食堂がオープンしていた。ここでは昭和5年の大火でで焼け焦げた四天王像が展示されていた。ホントに真っ黒焦げになっていた。
- 境内をぐるりと回って次の観智院へ。中に入った時は小生のみ。ボランティアのおじさんが説明してくれると言うのでお願いした。まもなくもう一人
お姉さん(おばさん?)が加わり二人で説明を受けることに。最後は多人数に膨れあがったが、延々30分以上になる丁寧な説明があり、この建物について
の理解が深まったのは有り難かった。
- 部屋には色んな仕掛けが有り、宮本武蔵が描いた「鷲の図」もあった。鷲2羽がにらみ合っていると言われるが、墨が薄くなっていてよく分からず。
- 本堂(?)には5体の「虚空蔵菩薩」が整然と並べられ安置されていた。その右側の部屋には大きな愛染明王様がおわした。
- 茶室から望む庭も美しいとの事であったが少し早過ぎた様だ。茶室の太い南天の柱にも注目。南天の幹が太くなるのには百年以上掛かるので珍しいとの事。
- ここは予想以上に見所の多い所でした。
- 最後に春・秋のみに公開される宝物館へ。(3/20 - 5/25、9/20 - 11/25)宝物館は一階と二階の展示室がある。規模的にはそれほど大きくなかった。
- 二階の仏像群が見応えがあった。中央のどっしりとした大きな千手観音像(6m)を初めとして、特に右端の兜跋(とばつ)毘沙門天立像、左端の夜叉神立像(雄夜叉)
は他では類を見ない仏像であった。
- 宝物館を出て時計を見ると、すでに10:30近く。予定以上に東寺に滞在した。次の六角堂に行くために急いで歩いて京都駅を目指す。
宝蔵
食堂
五重塔
金堂
講堂
観智院山門
観知院
庭園
茶室からの庭
- 番外・六角堂・頂法寺(京都市)
- 地下鉄烏丸線に乗り烏丸御池で下車。六角堂には11:00頃到着。週刊新潮で11月10日から18日まで秘仏2体が特別公開される
事を知って、東寺と合わせて訪問する事にしたのだ。
- 六角堂を訪れるのは3回か4回目だが内陣に入るのは初めてである。¥800を払って内陣で建礼門院徳子が安産祈願として
寄進したと伝わる如意輪観音像と弘法大師作と伝わる如意輪観音鞘(さや)仏(本尊を体内に収納できる)を拝観。どちらも黒ずんだ
小さな仏像であった。双眼鏡でじっくりと鑑賞する。
- 普段みられない仏像を見られた事に満足して六角堂を後にする。
六角堂
六角堂
六角堂
- 番外・妙法院門跡
- 地下鉄で五条まで戻り、ここから三十三間堂まで歩いたが結構距離があった。
- さすがに三十三間堂近くまでくると観光客の数が増えてくる。修学旅行の生徒の姿も目立つ。
- まずは三十三間堂をスルーして妙法院門跡を目指す。ここで毎月14日に普賢菩薩騎象像が見られるとネットで知った為。
- 立派な山門をくぐると正面に又立派な建物(庫裏)が現れた。仏像の公開についての表示等は見られなかったので
兎に角境内の奥にある小さな普賢堂(本堂)へ。そこには毎月1日と14日には開扉されて法要が行われると表示されていた。
- 今日は14日なのでラッキーな事に堂内には入れなかったが、ガラス窓越しに普賢菩薩騎象像の姿を見ることが出来た。
わざわざここまで来た甲斐がありました。
- この寺にはほとんど人がおらず静寂そのものでした。
妙法院山門
庫裏
普賢堂
説明板
寝殿
石仏
山門
- 番外・智積院(京都市)
- 三十三間堂に戻る前に隣の智積院へ。ここは長谷川等伯一門の障壁画で有名の由。
- ¥500払ってまず宝物館へ。結構の人が訪れていた。ここには長谷川等伯一門の有名な絵が展示されていたが、
館内は薄暗く見栄えはイマイチだった。写真で見る絵と大違い!
- 次いで講堂の建つ庭園へ。広い建物の外側を庭と襖を眺めながらぐるりと回る拝観コースとなっていた。
各部屋の襖には色んな絵が描かれていた。
- この寺の境内はとてつもなく広かった。金堂と称する立派ででっかい建物(昭和50年建立)の中には大きな
阿弥陀様が鎮座していた。
智積院
寺入り口
講堂
庭園
襖絵
襖絵
金堂
金堂
- 番外・三十三間堂(京都市)
- 智積院を後にして三十三間堂へ。ここへ来るのも三度目か四度目である。
- 新聞記事によると、今回は千手観音1001体すべてが26年振りに揃うという事と、特設された壇上(高さ1.2m)
から観音様を望める(11月26日まで)と言うことなので是非訪問しようと考えた。
- 有名な寺なので外国人を初め多くの観光客が次々と寺の中へ入って行く。
- 1001体の観音様の中央に鎮座する大きな黄金に輝く千手観音はやはり見応えがある。
- 本堂の外陣の中央当たりに階段付きの高台が備えられており、高所から部分的に照明された観音様達を望む事が
出来る。普段と違う観点から観音様を鑑賞出来るようになっていた。寺もなかなか粋なことをしてくれる。
- 予定では他の寺にも行く予定であったが、時刻もすでに13:00。疲れたし寒くも有り、京都駅に戻り
帰京する事にした。
- 歩くと京都駅まで予想外に時間が掛かった。
- いつもと同じ(!)13:56発の「のぞみ」に乗り込みビールとワインを飲んで途中から眠ってしまった。
- 何はともあれ今回も有意義な仏像巡りでした。
三十三間堂
三十三間堂
三十三間堂
三十三間堂裏面
- 番外・帯解寺(奈良市)
- 6日の夜、所沢駅発22:10の夜行バスに乗り込む。前回と同じく車内はガラガラ。ゆったりと過ごすことが出来たが、やはり熟睡出来ず。
- 京都駅には少し遅れて翌朝6:38到着。予定した京都発6:43のJR奈良線の列車には間に合わなかった。
- そこで、次の7:12発の奈良行きの列車に乗り込む。一週間前の予報では関西は雨の予報であったが、天気は晴れ。ラッキー。でも朝は寒かった。
- 各駅停車の列車でJR奈良線は単線なので、途中、行き違いの為の長期停車もあり、時間が掛かって8:25にやっとJR奈良駅に到着。
- 万葉まほろば線(桜井線)の8:35発のボロボロ(!)のワンマン電車に乗り換える。二つ目の駅「帯解駅」で下車。降りたのは小生を含め2名のみ。
- 何はともあれ、帯解寺を目指す。幸い寺まで看板がいっぱいあって迷うことはない。5分くらいで寺に到着。時刻は8:45位。
- 11月3日から11日まで秘仏と秘宝を特別公開している。拝観料¥500なり。
- 拝観は9:00からであったが、8:50に受付にすでに寺の女性がいて一階の展示室に入って良いとの事。小生のみだったのでマンツーマンで
展示品の説明を丁寧にしてくれた。秘仏の小ぶりな地蔵尊と2点の曼荼羅図が逸品であった。
- 2階の展示室には大きな屏風と多数の仏像(秘仏を含む)及び掛け軸が展示されていて、二人のおじさんのボランティアがいた。この中では
三面六臂の真っ黒な大黒様(珍しい)と春日赤童子画像が印象的であった。誕生釈迦仏は3代家光公からの寄進の由。
- 最後に本堂で本尊の地蔵菩薩像にご対面。ここでは寺の僧が説明をしてくれた。入った時に丁度安産祈祷が行われていたが、すぐに終わった為、
運良く間近でお地蔵さんを拝む事が出来た。半跏の姿勢の大きな(像高183cm)どっしりとしたお地蔵さんであった。腹前に結び紐が表されいる
所から安産祈願の対象として信仰を集めている由。皇室も安産祈願に来る由。
- 地蔵尊の両側には大きな十一面観音と千手観音が安置されていた。
- 展示物が沢山あったので予想以上に寺に在留した。この間ずっと小生一人でした。
- 帯解駅に戻り次の霊山寺を目指す。
帯解駅
看板
山門
本堂
石塔
鐘楼
絵馬
本堂
石灯籠
- 番外・霊山寺(りょうせんじ)(奈良市)
- 万葉まほろば線の電車は1時間に二本ぐらい。10:01の奈良行きに間に合った。
- JR奈良に着いたら乗り換えで歩いて近鉄奈良駅まで行かねばならぬ。間違って反対の出口に出てしまい、
慌てて引き返す。10:24発の電車に乗るので時間に余裕がなく走って駅を目指す。
- 何とか電車に間に合い、西大寺駅で近鉄奈良線の電車に乗り換え富雄駅に予定通り10:38到着。
- 霊山寺行きのバスは一時間に一本。10:45発のバスにギリギリ間に合った。ラッキー。
- 10分くらいで霊山寺前のバス停に到着。寺の前は広ーい駐車場になっていた。
- 入口で拝観料(特別公開期間なので)¥800払う。
- なぜか寺の入口にある赤い鳥居をくぐると、木々が茂る森となり、深山幽谷の雰囲気。楓の木が多かったが紅葉には
少し早過ぎた。
- 何はともあれ、まず、仏像が特別公開されている本堂へ急ぐ。
- 本堂に入ると本陣の横に古めかしくて大きな婆羅門僧正の像と阿弥陀如来像が鎮座。
- 内陣に入ると中央の大きな厨子の中に黄金に輝く薬師如来と脇侍の日光、月光菩薩像が鎮座。普段は扉が閉められている由。
空けられた扉の左には開祖の像、右の扉には聖徳太子像が彫られている。厨子の左右には不動明王の像と十二神将が6体ずつ安置
されている。
- 厨子の全面には多数の仏像が並べられていた。中でも秘仏の十一面観音像(82cm)と隣の地蔵菩薩像が目を引いた。
- 内陣に入った時は数名の参拝者とボランティアのおじさん達がいてにぎやかであったが、間もなく彼らが去り、内陣は
小生のみとなり静寂が戻った。おかげで一人でじっくりと双眼鏡で仏像を鑑賞する事が出来た。
- その後ボランティアのおじさんと暫し談笑。数カ所の寺を順番で回って解説している由。
- おじさんによると、内陣の外から薬師如来を見ると、真っ暗だった背景が雲の中に浮かぶが如く、真っ白に見えると
教えてくれた。確かにおじさんの言うとおり背景が白く見えた。不思議だ!照明の位置関係かしら?
- 本堂で仏像を見た後で境内を散策。奥の院まで行きたかったが、片道1kmとの事で時間が無いのでパスする事に。
- 境内にある薬師の湯と言うお風呂は休館であった。時間が許せば一風呂浴びようと思っていたのであるが残念。
- 寺にはバラ園が併設されている。秋の薔薇展との触れ込みであったが、花はもうオフシーズンで元気がなく今二つ
であった。
- 帰りは駅まで歩く予定であったが、バスの時刻表を見ると12:16のバスがあった。バス到着まであと数分。
ほんとにラッキーでした。
- 12:30ごろ富雄駅に到着。大和西大寺から京都行きの近鉄急行に乗り京都13:40到着。
- 京都発13:56の「のぞみ」に乗り込み、いつものようにビールとワインを飲んで至福の時を過ごす。
- 東久留米には17:30到着。今回も多くの仏像に出会えました!!
石塔
案内図
入口鳥居
紅葉
本堂
鐘楼
本堂
本堂
銀杏
地蔵院
大師堂
三重塔
行者堂
陀羅尼供養塔
薔薇
薔薇
薔薇
- 番外・興福寺・南円堂(奈良市)
- 16日火曜日の夜、所沢駅22:10発の夜行バスに乗り込む。乗客は立川駅を最後にたった5人。採算割れではないか?
- 翌朝、ほぼ予定通り6:30頃京都駅に到着。近鉄電車に乗り込み、近鉄奈良駅には7:30到着して朝マック。
- 今回の主目的は、毎年10月17日だけ御開帳される興福寺の南円堂へ行く事。但し、南円堂の御開帳は9:00から。
- 時間があるので、まず、ならまちの神社を訪れる事にした。最初に庚申堂。
- ならまちの庚申信仰の拠点。災いや病をもたらす「三戸の虫」は猿が苦手とされ、軒下には多くの身代わり申が吊され、
屋根の上には三猿、香台の下にも猿が!
- 次いで近くにある御霊神社(ごりょうじんじゃ)へ。御霊神社は縁結び、稽古事の上達に効くパワースポットと言われている由。
こじんまりとした神社でした。
- 興福寺に引き返し、南円堂を目指す。再建中だった中金堂は完成し、落慶法要が10月7日から5日間行われた由。一般公開は
10月20日からなので少し早すぎて中は見られなかった。残念!
- 8時40分頃南円堂に到着。すると、すでに拝観の人々の行列が出来ていた。驚いて列に並んだ。9:00の開扉までには
長蛇の列。
- 9:00に御開帳。拝観料¥300を払って堂内に入る。中央に天井にまで届く位の大きさ(336cm)の黄金に輝く不空羂索観音菩薩座像が
鎮座していて圧倒される。顔が一つ、目が三つ、腕が八本の、一面三目八臂の座像である。康慶一門の作と言われる。
- 四方に四天王立像、本尊の両脇に法相六祖座像(法相宗の興隆にに貢献のあった学僧の肖像彫刻)が三体ずつ配置されている。
- 狭い堂内は参拝客で溢れ身動きが出来ない。列の進みは遅く堂内を一周するのに時間が掛かった。
- 折角なので堂内をもう一周して双眼鏡でじっくりと仏像を鑑賞した。
庚申堂
庚申堂
三猿
身代わり申
御霊神社
御霊神社
千度石
ならまち格子の家
中金堂
南円堂
南円堂
- 番外・十輪院(奈良市)
- 南円堂を後に次の十輪院を目指す。天気が良く、歩いていると暑くなって来た。
- 寺には9:30過ぎに到着。実は今回で3回目。今まで法要とのことで本尊の拝観が出来なかった。
ところが、今回も「法要につき拝観不可」の札が立っていた。折角来たのに何と言うことだ!
- たまたま尼さんに会ったので拝観について尋ねると、やはり駄目との回答。諦めて帰ろうとした時、
法要は10:00からなので短時間で良ければ拝観可能とのお話。ラッキー!
- 堂内に入ると年配のおばさんが色々と説明をしてくれた。
- 本尊は石造地蔵菩薩。石仏龕(がん)と言われる花崗岩の切石で出来た厨子の中央奥に本尊地蔵菩薩、
その左右に釈迦如来、彌勒菩薩を浮き彫りで表している。
- 短い間の拝観であったが、非常に印象に残るお寺でした。
十輪院看板
山門
本堂
法要中札
石仏
- 番外・不空院(奈良市)
- 次は新薬師寺の近くにある不空院を目指す。歩くと少し距離がある。
- 20分強で寺に到着。こじんまりとした境内。拝観料¥600払って本堂内へ。
- 何人か先客がいて説明を受けていた。小生にもボランティアのおばさんが付いて色々と説明をしてくれた。
- 本尊の不空羂索観音座像(像高104cm)が特別公開中であった。南円堂の本尊と同じく一面三目八臂の座像。
- 東大寺三月堂の立像、南円堂の座像と共に「三不空羂索観音」と称されている由。、
- 本尊の左には宇賀弁財天女像が安置されていた。女性の救済と庇護に力を尽くされるとの事。
- 新薬師寺に近いためか、思った以上に次から次に参拝客訪れ、狭い本堂がいっぱいになった。
- 厨子の奥に鎮座する本尊を双眼鏡でじっくりと鑑賞する。ハンディな双眼鏡はとても役だった。
- この寺の本尊は南円堂の座像のミニチュア版とでも言うべきか?でも印象的な仏像でした。
不空院入口
本堂
えんきりさん&えんむすびさん
石仏
山門
- 番外・伝香寺(奈良市)
- 不空院から再び歩いて奈良市街を目指す。途中、志賀直哉旧居前を通過。その先のバス停からバスに乗って
近鉄奈良駅前で下車。次の伝香寺を目指す。
- 途中。率川(いさがわ)神社に立ち寄る。この神社は子守明神と呼ばれ、安産・育児の神として信仰されている由。
- まもなく「伝香寺」の大きな看板が目に付いた。伝香寺は戦国武将、筒井順慶の菩提寺との事。
寺の入口でおじさん(住職?)に拝観料¥400を払うと、鍵を開けますと言って境内へ。小さな収蔵庫を空けてくれた。
中には裸地蔵と呼ばれる地蔵菩薩立像が安置されていた。裸地蔵と言っても派手な法衣を纏っていた。(像高93cm)
- 境内には何体かの地蔵の石仏があった。
志賀直哉旧宅
率川神社
鳥居
本殿
香伝寺看板
山門
収蔵庫
地蔵菩薩
石仏
石仏
石仏
- 番外・喜光寺(奈良市)
- 近鉄奈良駅に戻り、大和西大寺で下車。喜光寺に行くため、最寄り駅の橿原線の尼ヶ辻駅に行こうとしたが、
電車の本数が少ない。大和西大寺から歩いた方が早いと思い、駅南口から歩く事にした。
- 20分ぐらい歩いて、喜光寺の手前にある菅原天満宮に立ち寄る。菅原天満宮は古代氏族の土師氏・菅原氏に関係する神社として知られ
ているとの事。菅原道真ゆかりの神社。道真の出生地ともいわれている。
- 少し歩くと、阪奈道路に面して朱色の派手な南大門と境内に古風な本堂の建つ喜光寺が見えてきた。
思った以上に大きくて立派なお寺であった。境内も広い。
- この寺は行基菩薩の寺と呼ばれている。行基は東大寺造営に当たり、喜光寺の本堂を参考にしたと言う伝承から、
「試みの大仏殿」とも言われている由。
- 本尊は大きな阿弥陀如来像(像高233cm)だが、金箔がほとんど剥がれているので古びて見える。
- 両脇には観音菩薩と勢至菩薩が座する。
- 南大門は平成22年に450年ぶりに再建されたとの事。道理で朱色が新しいと思った。
- 参拝客は小生唯一人。じっくりと本堂内で仏像と対峙した。仏像の撮影もフラッシュ無しならOKとの
表示があった。写真撮影がOKとは珍しい。
- 行基堂内には古びた行基菩薩座像が安置されていた。
- 境内の片隅の石仏群も見応えがあった。
- 今回の予定を終了し、喜光寺を後に大和西大寺駅に歩いて引き返した。
菅原天満宮入口
石碑
天満宮
本殿
喜光寺南大門
仁王
仁王
本堂
阿弥陀如来
勢至菩薩
観音菩薩
仏像群
石仏群
石仏群
行基菩薩
行基堂
弁天堂
弁財天
- 大和西大寺駅から京都行きの急行に乗り京都駅に13:30頃到着。
- 京都発13:56の「のぞみ」に乗り込む。いつも通り、缶ビールとワインを飲んで良い気持ちに。
- 東京駅に16:00過ぎに到着。今回も有意義な旅でした。
- 番外・唐招提寺(奈良市)
- 6月5日〜7日まで唐招提寺で鑑真像が公開されると言うことなので出かけることにした。ついでに隣の薬師寺にも足を運ぶ予定。
- 所沢22:10発の夜行バスに乗り込む。今回は初めて一人でなく、マラソン仲間のN氏も同行する事になった。彼は大宮から乗車して
所沢で無事合流。バスの乗車率は30%くらいか。
- 熟睡出来ないうちに。朝5時頃、休憩場所の甲南P/Aに到着。外は土砂降りだった。奈良の天気予報は1日中雨!
- 京都駅には6:15頃到着。直ちに近鉄電車乗り場に。6時21分発の奈良行き急行に間に合った。雨のため取り敢えず近鉄奈良まで
行くことにした。奈良には7:30頃到着。久々にMACで朝食。多くのサラリーマンがいて驚いた。
- 8時頃バス乗り場に行き唐招提寺行きのバスに乗ろうとしたが、バスは出たばっかりであった。次のバスは8:21。1時間に
2本しかない。
- 8時21分のバスに乗ったが、JR奈良駅を過ぎたところで渋滞に嵌まり、バスが全く動かなくなった。スムーズに動くまで20分くらい
掛かった。凄い時間のロス。
- やっとの事で唐招提寺に着いたら9:00過ぎ!40数年ぶりの寺で有る。
- 寺は8:30からオープンであるので出遅れたと思ったが、鑑真像が安置されている新宝蔵は9:00のオープンだった。
- 鑑真像を拝むのには、寺の拝観料¥600と別に¥500払わなければならなかった。
- すでに何人かの参拝者がいたが、オープン直後でまだそれ程混み合っていなかった。
- 堂内は多数の仏像と大きな金堂の鴟尾2体(国宝。西方は奈良時代の物)が展示されていた。
- 鑑真像は一番奥に安置されていた。像の周りを布で囲っていて全体像が見られなかったし、遠くにあって小さく見えた。
何はともあれ、像の前で参拝者が順番に焼香していたので小生もそれにならった。
- 鑑真像を見た後で講堂へ。本尊弥勒如来座像と持國・増長の2天が安置されていた。
- 山門を入ると正面に見られる金堂内では、中心に盧舎那仏座像、右手に薬師如来立像、左手に千手観音立像が
安置されており3体ともでっかいので圧倒される。
- 何はともあれ天気も悪いし朝早いので拝観者はまばらで静かで良かった。
金堂
金堂
講堂
金堂
金堂
世界遺産
- 番外・薬師寺(奈良市)
- 降りしきる雨の中、歩いて次の薬師寺へ。ここも40数年振り!
- 薬師寺伽藍は、古い白鳳伽藍と新しい玄奘三蔵院伽藍の二つからなり、共通拝観券は¥1,600なり。
- 最初は白鳳伽藍へ。まず食堂と呼ばれる真新しい建物に。この中には壁画が描かれると共に千体阿弥陀仏が祀られている。パンフによると奉献は一体50万円との事です!
- 次いで大講堂へ。ここには本尊の彌勒三尊像、仏足石、釈迦十大弟子等が安置されている。
- さらに金堂へ。ここには国宝で有名な薬師三尊像(白鳳時代)が安置されている。
- 有名な東塔は残念ながら解体修理中との事(平成32年6月まで)で白布で覆われて姿を見ることが出来なかった。
- 代わりに西塔が内部公開されていた。西塔は昭和56年に再建された由。前回訪れたときは石礎しかなかった
事を覚えている。内部は法隆寺の五重塔の内部を模した感じであった。
- 雨は止まないが、最後に玄奘三蔵院伽藍へ。ここはとても新しい建物だった。
- 伽藍中央に玄奘塔と称する夢殿に類似した建物があった。
- 大唐西域壁画殿には平山郁夫画伯が30年の歳月をかけて描いた壁画を見ることが出来た。
- 薬師寺を後にして10:30頃、近鉄西の京駅から大和西大寺駅で下車。3カ所目の秋篠寺を目指す。
食堂
西塔&金堂
西塔
金堂
大講堂
東塔
写経場
西域壁画殿
玄奘塔
- 番外・秋篠寺(奈良市)
- 前回は歩いて行ったが、雨なのでバスで行くことにした。
- 今回の目的は6月6日のみに公開される大元師明王立像を見るため。
- ところが、寺に着くと山門の外まで参拝者の長蛇の列!取り敢えず、我々も列に並んだが、
列はいっこうに進まない。
- この日は最後にN氏の知り合いがやっている奈良の蕎麦屋へ行くことになっており予約時間が13:30であった。
- このまま待っていると予約時間に遅れる恐れが出てきた。
- それ故、残念ながら今回の拝観を諦めざるをえなかった。これほど混んでいるとは想定外でした!
- もう一カ所長い行列の出来ている所があった。並んでいる人に聞くと、美味しい水を汲むためとのこと。
香水閣と呼ばれる霊泉でした。
- バスで再び駅に引き返し、近鉄奈良駅に戻る。歩いて福智院近くのそば屋へ!
- ビールで喉を潤し、天ぷら蕎麦を食しながら冷酒をあおる。
- すっかり良い気分になって近鉄奈良駅から京都行きの急行に乗り込む。
- 京都駅から17時前の「のぞみ」に乗り込み、車内でN氏と二人で赤ワインで打ち上げ。
- 東久留米に着いたら20:00頃(?)再びサイゼリアでロゼワインを飲んで
帰宅は21:00(?)良い気分でそのまま御就寝!
- 番外・興福寺(奈良市)
- 所沢22:10発の夜行バス。今回は連休前とあって満席。何度乗っても夜行バスでは熟睡出来ない。
- バスはほぼ定刻の翌朝6:35に京都駅に到着。空はどんよりと曇っている。予報通り雨になりそうだ。
- 近鉄京都6:58発の大和西大寺行きの急行に乗り込み乗り換えて奈良着7:45.
- 今回の第一の目的は興福寺北円堂の特別公開で堂内を観る事だ。興福寺を目指す途中で鹿の群れに遭遇。
- 北円堂の公開は9:00からなので興福寺の境内を散策する事にした。まずでっかい五重塔。中金堂は再建中で
今年の秋に落慶予定の由。そして南円堂。
- 石段を猿沢の池方面に下った途中にあるこじんまりとした三重の塔。
- 猿沢の池を一周。池に五重塔が映っていた。早朝は観光客もまだ少なくて気持ちが良い。
- 9:00少し前に北円堂に行く。すでに門が開いていた。入場料300円を払って堂内へ。
- まだ入場者は少なく、じっくりと仏像を鑑賞。目玉はなんと言っても、中央の大きな弥勒如来と後ろに控える
無着及び世親菩薩立像。上野の運慶展で間近で観た無着と世親は、とてつもなく大きかったが、大きな弥勒様
の後ろでは小さく見えた。弥勒様の両脇の菩薩及び四方を囲む四天王立像も見応えがあった。何はともあれ
素晴らしいの一言に尽きる。はるばるこの日のために東京から駆けつけた意味は十分あると思う。
- 北円堂内の仏像達を堪能した後、今度は東金堂へ。巨大な本尊の薬師如来座像(255cm)に圧倒される。
両脇の日光・月光菩薩立像も素晴らしい。その他、四天王立像、十二神将立像が所狭しと祀られている感じであった。
- その後、リニューアルされた興福寺国宝館へ。ここでは有名な阿修羅像に再会。金剛力士像、竜灯鬼立像、天灯鬼
立像、八部衆等国宝だらけ!リニューアルでガラス無しで現物を見られるようになって良かったが、前回より展示物が
少ないように思われたが気のせいか?
看板
鹿
東金堂
五重塔
中金堂
南円堂
石仏
三重塔
猿沢の池
石塔
北円堂
- 番外・般若寺(奈良市)
- 奈良公園は国宝館を出る頃には、修学旅行生を含め観光客でごった返す。彼らを尻目に今度は郊外の般若寺を
歩いて目指す。柳生方面の道をひたすら歩く。途中で転害門に立ち寄る。その内にポツポツと雨が降ってきた。
予報より早い!奈良公園から寺までは約1.5km位。
- やっとの事で寺に辿り着く。拝観料500円を払って境内へ。ここはコスモス寺とも呼ばれ、日本最古の
コスモスの名所である由。でも今はその季節ではない。境内でなんと言っても目立つのは。14.2mもある
十三重石宝塔である。
- まずは本堂へ。本尊の文殊菩薩を拝観。更に4月29日から5月10日まで宝蔵堂にて秘仏阿弥陀如来を
公開中であった。昭和39年の十三重石塔の大修理の際、発見されたとの事。白鳳時代(7世紀)の作で
高さ40.9cmの小さな仏様であった。
- 阿弥陀如来の胎内に小さな仏像が3体(地蔵菩薩、大日如来、十一面観世音菩薩)納入されていたとのことで、
この小さな三体も展示されていた。小さいながら精巧な造りであった。
- 楼門は国宝。境内の隅に立つ2本の巨大な石の笠塔婆も目立った。
- 寺を訪れたときは数名の参拝者がいたが、その内小生のみに。静かに堂内、境内を散策できた。
転害門
石仏
十三重石塔
本堂
石仏
境内
石碑
楼門
石笠塔婆
不動明王&本堂
- 番外・福智院(奈良市)
- 般若寺を出る頃には雨が降ってきた。仕方なくバスで市内に戻る事にした。近鉄奈良駅で下車。
- まず十輪院を目指す。前回は9:00前に到着して中には入れず。今回こそはと思ったのだが、
「法要のため拝観出来ません」との掛札。なんと言うことだ!仕方なく、次の近くにある福智院へ。
- 福智院は小さなお寺で境内も広くない。拝観料500円を払って本堂へ。正面に総高6.6m
もある本尊の地蔵菩薩座像が鎮座しており圧倒された。
- 小生の他に誰も参拝者はいなく、若い住職(?)がお茶を出してくれて簡単な説明をしてくれた。
(途中から2組の参拝者あり。)何はともあれ、大きさもさることながら、後背の前に鎮座する
地蔵像は珍しい。
- この寺では3月17日から3月23日まで、宝冠の十一面観世音菩薩立像が拝観出来たのあるが
残念ながら時期を逃した。
- じっくりとお地蔵さんを拝観して寺を後にした。
山門
石碑
本堂
石仏
- 番外・l城寺(奈良市)
- 福智院を出る頃には雨が本格的に降り出した。傘を片手に地図を持って次のl城寺を目指す。ここは奈良の中心地から
少し離れた所にある。ガイドブックにも載っていない小さなお寺。
- ここは5月1日から5月31日まで本尊の阿弥陀如来立像が公開される。像は珍しい木造白色の美しい裸形像で腰に
立派な法衣(袴)を纏っていらっしゃる。この像は光明皇后をモデルとして製作されたと伝わる由。この袴は50年ごとに
取り替えられるそうです。何はともあれユニークで印象的な仏様でした。
- 両脇には観世音菩薩立像と勢至菩薩立像が並びこちらも素晴らしかった。
- 参拝客は小生のみで、録音による説明の後、部屋にいたおばさん、(住職の奥様?)と暫し談笑。昨日は参拝客が多かった由。
- 別の部屋では取り替えられた袴のみを展示しており、ここでは、年配のおばあちゃんが丁寧に袴の文様について
詳しく説明してくれた。
案内板
山門
本堂
本堂
- 番外・奈良国立博物館(奈良市)
- l城寺を出る頃には昼を過ぎていた。不空院で不空羂索観音菩薩を4月27日から5月6日まで公開中で
あったので、ここにも行く予定であったが、雨が予定より早く降り出したので歩いて行くのを断念。
- 代わりに、奈良国立博物館で、創建1250年記念特別展と名売った「春日大社のすべて」を観る事に
した。(6月10日まで展示)
- 沢山の展示物があったが、小生の興味を引く物はあまりなかった。
- 強くなった雨の中近鉄奈良駅を目指す。13:30発の京都行き急行に乗り込み今回の奈良訪問は
終了。今回の収穫は多かった!福智院とl城寺は穴場だ!!
- 京都発14:56の「のぞみ」に乗り込み、東京に着くまで缶ビールと赤ワインを飲んで至福の時(!)を
過ごす。
- 名古屋辺りは土砂降りの雨だった。東京駅に17:13到着。駅のホームは連休の帰省客でごった返していた。
- 番外・法隆寺(斑鳩町)
- 火曜日の夜、所沢22:10発の夜行バスに乗り込む。乗車率は50%弱(?)
- 翌日は荒れ模様の天気との予報。大丈夫かしらん?
- 何と翌朝、京都駅に6:00到着!予定より30分も早い!お陰で6:22発の近鉄奈良行き急行に間に合った。
- 天気は予報通り曇りで雲行きが少々怪しい。雨にならないように!近鉄奈良駅に7:00過ぎ到着。歩いてJR奈良駅を目指す。
- JR奈良駅から7:24分発の大阪行きに乗り込む。三つ目の法隆寺駅には10分くらいで到着。
- パンで腹ごしらえをして、駅から約1kmを歩いて法隆寺を目指す。 法隆寺は学生時代に訪れたはずであるが、40年以上
前の事なのでその時の記憶はほとんど無い!
- 松並木の参道を歩いて8:00過ぎに法隆寺の南大門に到着。拝観券(¥1,500)を買ってまずは西院伽藍へ。8:00にオープン
したばかりなので、参拝者は数えるほどであった。
- 西院伽藍では高さ32.5mの五重塔が聳え立つ。最下層の内陣に奈良時代に造られた塑像群があり四方の窓からそれぞれを見る事が出来る。
しかし内部は暗くて詳細は分かりにくかった。
- すぐ隣の金堂には法隆寺のご本尊が安置されている。有名な金銅釈迦三尊像を初めとして多数の仏像が鎮座していた。
- 次に大宝蔵院へ。ここには有名な仏像や宝物類が多数安置している。夢違観音像、玉虫厨子、橘夫人厨子等があった。
- 百済観音堂では百済観音像を拝観。八頭身のすらりとした姿で高さ約2メートル。他に誰もおらず、じっくりと仏像を
鑑賞出来た。
- 大宝蔵殿では3月20日〜5月31日まで平成30年度法隆寺秘宝展が開催されており、入場料¥500で多くの
仏像や宝物を鑑賞出来た。
- 最後に有名な夢殿へ。4月11日〜5月18日まで秘仏の救世観音菩薩立像が公開されている。今回法隆寺を
訪れた目的はこの秘仏を見るためであった。
- 堂内は薄暗く全体像ははっきりとは窺えなかったが、黄金に輝く上半身を見る事が出来た。ここも人は少なく
じっくりと観音様のお姿を拝見できた。
- この頃になると修学旅行の生徒達がガイドに連れられて次々とやってくるようになった。法隆寺は今も修学旅行の
メッカなのだ。
- 次に隣にある中宮寺を訪れようと思ったが道が分からないので取り敢えず法輪寺を目指す事にした。
JR法隆寺駅
石碑
参道
南大門
五重塔
大講堂
金堂
聖霊院
大宝蔵院
東大門
夢殿入り口
夢殿
伝法堂
夢殿屋根
- 番外・法輪寺(斑鳩町)
- この頃になると気温が上がってきて歩いていると曇ってはいるが暑いくらいになった。
- 間もなく法輪寺の手前から三重の塔が見えてきた。寺に到着し拝観料¥500を払って境内へ。
- 国宝であった三重の塔は昭和19年に落雷で消失し、昭和50年に再建された由。
- 正面の講堂には多数の大きな仏像が安置されていた。中でも圧巻は高さ3.6メートルある本尊の十一面観音菩薩像である。
- 他にも吉祥天立像、弥勒菩薩立像、虚空蔵菩薩立像、薬師如来座像等が鎮座していて見ごたえがあった。ここでも一人
じっくりと仏像鑑賞が出来た。
遠望
山門
三重の塔
講堂
金堂
- 番外・法起寺(斑鳩町)
- 次いで法起寺を目指す。法隆寺の賑わいが嘘のように周りは誰も歩いていなかった。
- 拝観料¥300を払って境内へ。法起寺も三重の塔が目立った。この塔は国宝で日本最古の三重の塔である由。
- 収蔵庫に高さ3.5メートルの黄金に輝く十一面観音立像が安置されていた。但し、残念な事に収蔵庫に入ることは出来ず
窓から眺めるだけであった。菩薩立像が有名であるが、奈良国立博物館に寄託とのことで見られず。
- 全体的に、こじんまりとした田舎のお寺と言う感じであった。
山門
三重の塔
講堂
聖天堂
池と三重の塔
- 番外・中宮寺(斑鳩町)
- 中宮寺を目指して法隆寺まで歩いて引き返す。地図によると法隆寺の隣にあるのであるが、入口の案内板が
見つからず、周辺をかなりウロウロして貴重な時間をロスしてしまった。
- 結局、夢殿に至る門を入った左手に中宮寺の案内板を見つけやっと寺に辿り着いた。案内板をもっと
分かりやすい場所に設置すべき!
- 何はともあれ、拝観料b¥500払って、やっと国宝で本尊の菩薩半跏像(如意輪観世音菩薩)にお目に掛かることが出来た。
- 多くの参拝客が訪れていたが、やはり女性の姿が目立った。録音の解説を聞きながら真っ黒で優しい
お顔をした本尊をしばし凝視鑑賞した。左右には阿しゅく如来座像と薬師如来座像を従え本尊の前面には雨宝
童子立像が安置されていた。
- 天寿国曼荼羅繍帳はパプリカであった。
山門
寺入口
本堂
本堂
- 番外・吉田寺(斑鳩町)
- 法隆寺の正門を出て、細い道をまっすぐ歩いて左に曲がると小高い丘状の藤ノ木古墳に辿り着いた。石室内は覗くだけで
中に入る事は出来なかった。
- 最後に法隆寺の近くに「ぽっくり寺」と呼ばれる吉田寺があったのでここを訪れる事にした。
- 寺の入口に「ぽっくり寺」の大きな看板があった。
- 境内に入った時、ちょうど多数のばあさん達が本堂から次々と出てきていた。坊主による祈祷が終わった所だった様だ。
- 拝観料¥300を払って本堂内へ。本堂は思ったより広く、正面には本尊の大きな黄金の阿弥陀如来座像(2.2m)が鎮座していた。
- 堂内には木魚と座布団の組み合わせが多数並べられていた。多分、参拝者が全員で木魚を叩きながらお祈りをするのであろう。
- 小生が本堂に入った時は誰もいなかった。ご縁が10倍有りますようにと、お賽銭を¥50投入。御利益がありますかな?
- 吉田寺を後にして、すぐ近くの龍田神社に参拝。番外の太田酒造を目指す。
- 龍田神社のすぐ近くと思っていたが、なかなか造り酒屋は現れない。かなり離れた場所でやっと見つける。
- 辛口の地酒「初時雨」720ml¥1,800と三種の奈良漬け¥1,100を購入。
- これにて本日の予定は無事終了。JR法隆寺駅に歩いて引き返す頃に雨がポツポツと落ちてきたが、幸いに本降りにはならなかった。
- 13:00前の奈良行きの電車に乗り込み、奈良からJR奈良線の京都行き電車に乗り込む。京都駅には14:10着。
- あわてて新幹線の切符を買ったら「のぞみ」でなくて「ひかり」だった!入場してしまったから仕方ない。14:32発の
ひかりに乗車。席は満席。なんだか外人客がいっぱいいて、半分くらいは外人だった!
- いつも通り、缶ビール、赤ワインを飲んで良い気持ちになった頃、17:10無事東京駅に着いて今回の旅も終了!!
藤ノ木古墳
藤ノ木古墳
看板
看板
山門
本堂
多宝塔
龍田神社
龍田神社
- 番外・大原野神社(京都市)
- 火曜日の夜、いつものように所沢発22:10の夜行バスに乗り込む。バス乗り場の前には新しいビルが完成して、バス待合所も復活した。
バスは今回は平日にもかかわらず満席。若者が多かった。
- 翌朝、予定より早く6:20に京都駅に到着。帰りの新幹線の切符を買った後、JR京都線の電車に乗って日向駅まで。京都駅から10分も掛からなかった、
時刻は7:30頃。バスの本数が少ないし、朝まだ早いので目的地の大原野まで歩く事とする。予報では初夏並みの陽気になるとの事であったが、
早朝はまだ寒い。西国街道から大原野道に入り、地図を見ながらただひたすら歩いた。大原野に近づくと、のどかな田舎の風景が見えてきた。天気も良いし、
何だかホッとする。竹林が多いのも特徴である。タケノコの産地なのだろう。
- やっとの事で大原野神社に到着。時刻は8:30頃。大原野神社は奈良の春日大社の分霊を祀ったのが始まりとかで、「京の春日さん」として
親しまれている由。春日大社と同じく4棟の春日造りが並ぶ本殿が建つ。狛犬の代わりに鹿の石像が並んでいた。
- すぐ近くの正法寺は9:00オープンなので、参拝の後、しばらく大原野神社内を散策。朝早いので他に参拝客はおらず静かだった。
石碑
鳥居
瀬和井(井戸)
赤鳥居
本殿
本殿
みくじ
鯉沢池
- 番外・正法寺(京都市)
- 9:00に正法寺へ。参拝客は小生一人のみ。本堂で珍しい三面千手観音立像とご対面。大きさは2.6メートルもある。
- 本堂の隣の宝生殿からは有名な鳥獣の庭(鳥獣の形をした石を白砂に並べてある)を望む事が出来る。
- やはりここも他に参拝者はおらず静かに仏と庭を鑑賞する事が出来た。
寺入口
橋
春日不動尊
遍照塔
山門
梅園
庭園
庭園
庭園
- 番外・勝持寺(京都市)
- 次に花の寺と言われる勝持寺へ。大原野神社の脇道から長い上りの参道の終点が山門。
- 瑠璃光殿と呼ばれる収蔵庫に
仏像がまとめて安置されていた。本尊は黒い薬師如来像。本尊の体内より発見された像高9.1cmの薬師如来像(胎内仏)も
安置。薬師如来像の両脇には日光・月光両菩薩像がおり、十二神将が周りを取り囲んでいた。両脇には大きな金剛力士像(像高3m)
が立っていた。ここでも一人静かに仏像とご対面!
- その後、境内を散策。100本の桜があるが、特に西行桜は有名である。桜はまだの為、ここも一人でポツネンと立ちすくむ。
山門
阿弥陀堂
案内図
おびんずるさま
不動堂
石不動
西行桜
鐘楼
鏡石
魚籃観音
- 番外・願徳寺(京都市)
- 次いですぐ隣の願徳寺へ。ここは如意輪観音で有名である。
- 寺の中に入ろうとすると、入口に「インターホンで許可を得てから入る事」との貼り紙有り。
- 許可を得て中に入ると、受付には一見おっかなそうな坊主が対応。ぶっきらぼうなおっさんだった。
- 仏像は収蔵庫の様な建物内に安置されていた。室内の真ん中に黒光りのする如意輪観世音菩薩半跏像が
安置。像高88cm。白毫は水晶、瞳は黒曜石の由。穏やかな顔立ち!小生すっかりこの仏像に魅了されて
しまった。しばしこの仏像に見とれる。双眼鏡ディテイルを鑑賞する。
- 右隣の薬師瑠璃光如来も色彩鮮やかで素晴らしい仏像であった。
- その他にも、聖徳太子二歳像や青不動明王があった。
- ここでも一人のみ収蔵庫に籠もって至福の時を過ごした。
- 大原野での予定はここで修了。次の山崎を目指して日向駅へ戻ることとする。
- 一番近くの南春日町のバス停に着くと、次のバスは11:03発。まだかなり時間がある(10:30頃)ので取り敢えず歩いて
駅を目指す。しかし寝不足がこたえ途中でギブアップ。結局バスに乗って阪急東日向駅へ。
- ここから普通電車で四つ目が大山崎駅。
寺入口
寺入口
本堂
- 番外・山崎聖天(京都府乙訓郡)
- 11:30頃大山崎駅に到着。JRの踏切を越えると山崎聖天参道との標識有り。まず山崎聖天に向かう。
- 暫く歩くと、長くて急な石段が現れる。登り切るとそこが山崎聖天の境内だった。
- しかし境内は閑散として人気は無く物音もしない。おかしいなと思ったら、第二火曜日と水曜日は聖天様の
お休みの日との貼り紙が!神主、巫女も誰もおらず業務は一切お休みの由。こんなの初めてだ!取り敢えず境内を
散策。天王山へのハイキング道につながる門も閉鎖されていた!
- 仕方なく山崎聖天の境内を出て別のルートから天王山のハイキングコースに入って天下分け目の天王山
(270m)を目指すことにした。
- 思った以上の険しい急登が続き運動不足の為かそのうち息が切れてきた。暑くなってセータを脱ぐ。
- 途中禁門の変で敗れ自害した十七烈士の墓の側を通った。
- 途中何人かのハイキング客とすれ違ってやっとの事で頂上に到着したが、木が生い茂って展望無し。
折角がんばって登って来たのに残念!
- 頂上から宝積寺を目指して下山開始。
石碑
入口
石段
観音寺
観音寺
寺看板
聖天堂
烈士の墓
三社宮
山頂
- 番外・宝積寺(京都府乙訓郡)
- 道標に添って下ったつもりが、宝積寺で無く再び山崎聖天に戻ってしまった。
- 再び別の坂道を登ってやっとの事で宝積寺へ到着。
- 本堂の本尊は金色に輝く十一面観世音菩薩。像高182cmの見上げるような大きな観音様でした。
- 大黒堂には真っ黒で大きな笑う大黒天が鎮座されていた。
- 閻魔堂では大きく(160cm)真っ黒な閻魔大王様と眷属4体が鎮座して迫力があった。
- 境内には山崎の合戦で勝利した秀吉が一夜にて建立したと伝えられる三重の塔がある。宝積寺もなかなか見ごたえのある
寺でした。
- すべての予定を無事終えてJR山崎駅から京都駅に戻る。時刻は14:20頃。
- 16:00発の「のぞみ」を14:45発に変えてもらい、缶ビールを抱えて電車に乗り込み一息つく。
- ビールの次は赤ワインを飲んで良い気持ちに。
- 東京駅に17:02着。東久留米には18:00過ぎに到着。
- いつものようにパスタ屋でロゼワインを飲んでパスタを食して自宅へ無事帰宅。
- トータル歩数は久々に3万歩でした。左膝は何とか無事だった。
本堂
大黒堂
閻魔道
本堂
水掛不動
三重の塔
六地蔵
山門
仁王
仁王
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