第１７回サロマ湖１００ｋｍウルトラマラソン大会

日時：2002年6月30日（日）　　天気：晴

場所：北海道サロマ湖


レース詳細：

レース	１００ｋｍ	参加人数	２０００人	＊
	５０ｋｍ		５００人	＊
参加費	￥１４，０００
連絡先	〒１５２−８５３２　東京都目黒区原町１−３１−９ サロマ湖１００ｋｍウルトラマラソン大会事務局 ＴＥＬ：０３−５２００−３２９３
参加賞	Ｔシャツ
無料サービス	給水点は２．５ｋｍ毎、エイドステーションは５ｋｍ毎。
特記事項	１００ｋｍのスタートは、５：００。 １３時間後には競技終了。

大会関連画像：


スタート前 スタートライン スタート直前


スタート直後 ２０ｋｍ付近 先頭グループ

未完走記

６月２９日（土）晴れ、気温２８度


• 今回は、走友４名と応援組２名の６名で参加した。そのうち２名は、２回目の参加であった。
• 羽田から、女満別空港へ。久々の国内線と２０数年ぶりの北海道！
• ところが、出発ゲートの手荷物検査で引っかかってしまった。荷物の中に小さなナイフがあるというのだ。 そういえば、小物入れの中に、アーミーナイフがあったような気がした。
• 小物入れは、出張時にも持っていくので、いろいろと小物が入っている。検査の女性がなかなか見つけられなかった。 再度Ｘ線を通したりして、やっとの事で見つかった。かなりの時間をロスした後、ナイフは着地で受け取る羽目になった。 こんなに検査がうるさくなっているとは知らなかった。
• 何はともあれ、飛行機は予定通り１１：５５に離陸。お昼を挟んでいるのに、機内サービスは ドリンク一杯のみ。サンドイッチ位サービスしてよ！
• ところで、機内の１／３位を修学旅行の女子高生が占拠していた。まさに女の園！うれしくなってくる。（！？）
• 女満別から、車で受け付け会場（翌日のスタート地点。当日の受付はない。）まで行く。途中、翌日走るコースの 一部を通った。予想外にアップダウンがあるのに驚いた。
• １６：００頃、受付会場に到着。受付には多くのランナーズが来ていた。
• ウルトラマラソングッズを売っているコーナーもあって、完走記念Ｔシャツ（３，６００円、 タイム入りは３，８００円なり。）の予約も行っていた。小生は、最初から買う意志はなかった。 （Ｔシャツが一杯たまって困っている。）
• ランナー向けの、ホタテの無料サービスコーナーもあった。但し、セルフサービスで炭火 で焼かねばならない。今年から一人２皿限定となった由。（せちがらい！）
• 受付終了後、本日の宿泊地の紋別プリンスホテルへ。１７：３０到着。ランナーズが１００名以上 泊まっている由。
• 部屋に着くやいなや、必死で翌朝の準備をした。荷物をまとめるのに予想外に 時間がかかった。でもしっかりと準備していたために、翌朝助かる結果となった。
• 夕食はホテルのレストランで、「かに料理」のコース。ほどほどに飲むつもりが、 生ビール、冷酒と進んでしまった。明日に備えて、今週は（月）〜（金）までずっと 禁酒していたのに・・・・。
• ここでやめておけば良かったものを、走友のお誘いに乗って、部屋に押し掛けて、 更に冷酒をあおってしまった！２０：００頃、自分の部屋に戻って、そのままベットの中へ！
• 翌朝のホテルスタートは３：２０・・・・・。目覚まし時計は、ちゃんとセットしていたが・・・。
  
  ６月３０日（日）晴れ、気温２５度（？）
  
  
• 朝、ドアをドンドンとたたく音で目を覚ます。何事かと時計を見ると、まだ夜中の１１：００！ おかしいなと思ったが、外はすでに明るくなっていた。
• ドアの外から、走友のＦ氏の「３時半ですよ！」との声！何故か、目覚まし時計の時間が 狂っていたのだ！（後で見ると、何と４時間も遅れていた！）
• 完全に寝過ごしてしまった！大慌てで着替えて、荷物を抱えてロビーへ急いだ。
• 仲間が、心配そうな顔をしてロビーで待っていた。皆さん失礼いたしました！ でも、まだ目は半分くらいしか覚めていなかった。
• 着替えてロビーに行くまでの時間は、本当に１〜２分であった。昨夜しっかりと準備 していて良かった！しかし、昨夜、近くのコンビニで買っていた弁当を食べるヒマはなかった。 もちろん、顔も洗っていない！
• スタート地点（車で約３０分）へ行く間に、車の中でパン一個を食べるのが精一杯であった。
• それにしても、何故、目覚まし時計の時間が狂っていたのか、未だに原因不明である。それにしても、 あわてたなー。
• スタート地点につく前に、車の中から、３：４５頃、美しい日の出を見ることが出来た。 今日の天気も良さそう！
• ４時過ぎスタート地点に到着。すでに多くのランナーズが集まっていた。１００ｋｍの参加者 は約２，０００人とのこと。応援の人たちもたくさんいた。
• 朝は思ったほど寒くなかった。（スタート時の気温は１７度。）中間点、ゴール用の荷物 を預けてスタートに備えた。
• スタートは５：００．天気は晴れ。結構、前の方に並んだので、スタート地点通過は １分くらいであった。さすがにウルトラマラソンなので、スタートからダッシュする人はいなくて、 ペースはみんなゆっくりであった。
  
  記録
  
  

  距離	経過時間	関門までの経過時間	関門時刻
  １０ｋｍ	５８分	＊	＊
  ２０ｋｍ	１時間５９分	＊	＊
  ３０ｋｍ	２時間５９分	＊	＊
  ４０ｋｍ	４時間１８分	＊	＊
  ４２．１９５ｋｍ	４時間３３分	５時間３０分	１０：３０
  ５０ｋｍ	？	６時間３０分	１１：３０
  ５５ｋｍ	６時間１５分	＊	＊
  ６０ｋｍ	？	７時間３５分	１２：３５
  ７０ｋｍ	８時間４０分	８時間４５分	１３：４５
  ８０ｋｍ	１０時間４０分	１０時間	１５：００
  ９０ｋｍ	＊	１１時間３０分	１６：３０
  ゴール	＊	１３時間	１８：００

  
  
• スタート時は、昨夜、十分睡眠を取った（！）為に、快調であった。完走を確信してスタート。
• １０〜４０ｋｍ位までは、１時間１０ｋｍのペースでほぼ順調であった。（２０ｋｍ過ぎで、 早くも、足が少々痛くなったが・・・。）
• ４２．１９５ｋｍ地点の通過は、９時３３分位で、関門時間まで、まだ１時間弱の 余裕があった。ここまでは、まだ景色を楽しむ余裕があった。
• ところが、４５ｋｍを過ぎたあたりから、足が上がらなくなってきた。これは予想外の出来事で、 正直言って慌てた。おまけに、緩やかな上りが始まった。
• そして、とうとう歩いてしまった！一度歩いてしまうと、急に気力が萎えてしまう。これ以降は、残念ながら、 上りは歩いて、下りは走るというパターンになってしまった。おかげで、１時間近くあった貯金（！）は、 どんどん少なくなって行った。
• ５５ｋｍのレストステーションの手前の上りも、ほとんど歩いてしまった。
• ５５ｋｍの到着時間は、１１時１５分。ここで荷物を受け取って着替えをする予定で あったが、もうのんびりしている場合ではなかった。靴下のみ履き替えて、５分後に出発した。
• しかしながら、そこからまだ上りは続いた。５分の休憩では、疲れは取れていなく、結局、最高地点まで再び歩いてしまった。
• それ以降は、下りと平坦な道が続いたが、走るペースは超スローになってしまった。やっとの事で走っている感じであった。
• ６０ｋｍ地点の関門は、何とかクリアーしたが、時間はもう記憶にない。
• これから先の、５ｋｍ毎の長かったこと。走っても走っても辿り着かない感じであった。
• ７０ｋｍ地点の関門時刻は、８時間４５分後の１３：４５。何はともあれ、７０ｋｍの関門はクリアー せねばならないと思って、必死に走って、５分前にクリアーした。
• しかし、ここまでで体力は使い果たした感じであった。次の８０ｋｍ地点までは、わずか １時間１５分で到達しなければならなかった。（関門時刻は１５：００）
• 残念ながら、もうそんな余力と気力はなかった。全く足が上がらないのだ！周りのランナーズ達も ７０ｋｍをクリアーするとほとんど歩き出した。小生も、８０ｋｍまで歩くことにした。
• しかし、ここから８０ｋｍまでがまた長かった！歩いていても足が痛くなってきた。歩いている ランナー達も、だんだんと救護車に乗って、歩いている人も少なくなってきた。
• 小生も途中で、救護車から声がかかったが、８０ｋｍまでは何としても辿り着こうと思っていたので、 乗車を拒否した。
• ８０ｋｍの手前で、９０ｋｍをクリアーしてゴールを目指すランナー達とすれ違う事が出来る。 偶然にもゴール直前のＦ氏に出会った。（彼は１０時間台でゴール！）
• やっとの事で、８０ｋｍ地点に辿り着いたら、１５：４０．当然の事ながら、 すでに計測は終わっていた。（関門閉鎖は１５：００）
• 収容車に乗り込み、ゴール地点に戻ったら１６：００頃でした。
• すでに仲間の２人は、１０時間台でゴール済みであった。３人目も１１時間台でゴール。
• 結局、残念ながら、小生のみ、未完走となってしまいました！
• 我ながら、予想外に、ふがいない結果になってしまった。スタート時点では完走の自信は あったのであるが、思ったより早く、つまずきが来てしまった。以下に反省点を記す。 尚、速報によると、今年の１００ｋｍの部の完走率は６０％の由。（昨年度は４７％）
  
  反省点
  
  
• 自分としては、万全を尽くして準備したつもりであったが、ウルトラマラソンはそんなに あまくなかった。
• フルマラソンが、ハーフの数倍のきつさがあるのと同じで、１００ｋｍマラソンはフルの数倍の きつさと、つらさがあると感じた。やはり、平均的市民ランナーが完走する為には、相当な体力的 な準備（トレーニング）が必要だと感じた。
• 今回は、８０ｋｍ地点までしか経験できなかったが、９０ｋｍ。ゴール直前まで 走っていたら、格段に厳しかったであろう事を考えると、正直言ってぞっとする。
• トレーニングで走行距離を稼ぐだけでなく、もっと基礎的な筋肉トレーニングの必要性を痛感 した。７０ｋｍ過ぎてもコンスタントに走れる為には、毎月最低３００ｋｍは走る 必要があるのではあるまいか。ちなみに、小生の最近の走行距離は、４月：２０８ｋｍ、５月：３６３ｋｍ、 ６月：２４２ｋｍであった。今思うに、４月に海外出張があって、走行距離が稼げなかったのが痛い！
• 大会当日の体調も、大いに結果に影響する。特に寝不足は、相当こたえるのではなかろうか。（幸いに、小生は 今回は、寝不足の心配はなかった！）
• もう一つの要素は、何と言っても、大会当日の天候、気温！今回は、前日は気温が２８度もあって、 暑かったようだが、当日は、２５度くらいではなかろうか（？）。何はともあれ、湿度が低くて、 さわやかで、日中でも思ったほど暑さを感じなかった。絶好の気象条件で、完走できなかったのは、痛恨の極みである。 天気が悪いと、小生など、とても完走などおぼつかないと思われる。先週は、網走地方は、ずっと天気が悪くて、気温も１０度位 であったことを考えると、今回の好天はうそのようである。ちなみに、大会翌日は 少し蒸し暑い感じで３０度近くまで上がったと思う。
• ８０ｋｍまでしか走れなかったので、肉体的なダメージはあまりないと思ったが、翌日は（翌々日まで） 足が非常に痛かった。考えてみれば、フルの２倍近く走っているので、影響のないはずはないだろう。 完走していたらもっとひどかったであろう・・・・。
• ウルトラマラソンの再挑戦については、正直言って、現時点では決めかねている。 ２度目は必ず完走できるという保証はないし、何よりも小生の場合、これから体力は どちらかというと、下降線を辿っていく方向にあり、現状を維持するのが精一杯であろうから・・・。
  
  大会について
  
  
• １００ｋｍと５０ｋｍで２，５００人近くが参加する大会で、湧別町、佐呂間町、常呂町の 町おこしの大会であると感じた。
• ５ｋｍ毎のエイドステーションは、飲み物、食べ物共に豊富にあった。でも、おにぎりの置いてあるところが少なかった。 （小生が到着時にはもう売り切れていたのかな？食べたかったなー。）
• ２．５ｋｍ毎に、給水場があった。（大きなポリバケツに、水と氷が入っていて、ひしゃくで、すくって飲む。）
• 受付時に赤と青の大きなビニール袋を渡される。各々に中間点とゴール地点での着替え等を 入れて、大会当日に手渡す。
• コース上に何カ所も仮設トイレがあるが、一カ所に設置されているトイレの数は２ヶくらい。
• ゴール時写真を撮っており、希望者は購入できる。１，２００円なり。 （昨年は１，０００円だった由。）小生はもちろんお呼びでなかった・・・。
• リタイア組はリタイア受付があって、リタイア地点を申告する。申告後、 バスタオル、ミネラル水、食券を手渡される。
• 食券にて、会場内の模擬店にて、好きな食べ物を購入できる。生ビールは実費で、一杯３００円でした。
  
  ７月１日（月）晴れ
  
  
  
  オホーツク海 エゾスカシユリ（原生花園） 　
  
  
  
  
• 女満別発１６：３５の飛行機であったので、この日は観光する事になった。
• 天気は快晴。気温は前日より暑かった。ホテルを朝９：００出発。
• まず、昨日、行くことの出来なかったワッカ原生花園へ。
• 花はもうピークを過ぎており、思ったほどなかった。オホーツクの青い海が 印象的であった。このコースを走れなくて残念！
• その後、能取岬、網走刑務所保存博物館へ。ここで、出所祝い饅頭を土産に買った。
• 女満別空港には１５：３０頃到着。出発までに時間があったので、待合室で アルコールを摂取！これは機内に入っても続いた。
• 帰りの機内では、ビールとワインを実費販売していた。一杯５００円は高い！
• 何はともあれ酔っぱらってしまいました。羽田着１９：００頃。
• 帰りの山手線と西武線はラッシュに重なって混んでいた。大きな荷物で困った。
• 東久留米駅からさすがに歩いて帰る気力はなく、タクシーで帰ったら２１：００ でした。何はともあれお疲れさん！シャワーを浴びて、ビールを飲んで眠りました！

戻る