東京マラソン大会(第1回)
日時:2007年2月18日(日) 天気:雨のち曇り、寒い
場所:東京都
レース詳細:
レース | フル | 制限時間 | 7h00m | 25,000人 |
10km | 1h30m | 5,000人 |
参加費 | ¥10,000 |
主催 | (財)日本陸上競技連盟、東京都 |
参加賞 | T−シャツ、完走メダル、不織布ポンチョ |
無料サービス | スポーツドリンク、ウォーター、バナナ、パン |
特記事項 | 当日受付無し |
大会関連画像:
Tシャツ
完走メダル
ビニールポンチョ
不織布ポンチョ
完走記
- 東京都知事、石原慎太郎の音頭取りで始まった東京マラソン大会。
- 3倍の競争率を勝ち抜いてフルの部に当選!しかし、エントリー料金¥1万は高過ぎる!
- 参加人数はフル2万5千人、10km5千人のトータル3万人が東京の目抜き通りを駆け抜けるという一大イベント。
前日までマスコミが大々的に取り上げていた。
- 参加人数が多い為に当日(日)の受付は無くて、(金)(土)の2日の間に東京ドームに
本人が身分証明書を提示して受付をしなければならなかった。
- 小生も(金)の夜、終業後、東京ドームへ登録の為立ち寄った。多くのランナーズが登録に来ていた。
- 会場内ではスポーツ用品メーカーや東京都のブースがたくさんあって客で賑わっていた。
- ところで気がかりなのは週末の天気であった。
- 今回も週間予報では週末は雨の予報であった。今までは直前に予報が変わって雨は降らないパターンであった。
- しかしながら、今回は土曜日の夕方から予報通り雨が降り始めた。後は、日曜日の朝に雨が止んでいるのを期待するのみ!
- でも、今回は期待は見事に裏切られた。
- (日)の朝5:00に目を覚ますと外は土砂降りの雨!朝の天気予報でも何と東京は昼まで雨との予報。
- 正直言って慌てた。雨の中走るなど全く予想していなかったから。
- 急遽、出かける前に、雨対策のウェアーを身にまとって出かけることにした。(会場で雨の中、着替えが出来るかどうか不安だった為。)
そして、土砂降りの中、東久留米駅へ。
- 新宿駅には7:30頃到着。トイレに行こうと思ったら、コンコースのトイレはどこもランナーズで長蛇の列。諦めた。
- 西口から都庁へ続く地下道路はランナーズで溢れていた。おまけに雨のため、地下通路の両脇で多くのランナーズが
着替えをしていた。自宅で着替えていて正解!
- やっとの事で都庁に到着。都庁の脇には荷物を積む為のトラックが何台も並んで、ランナーズが次々と荷物を
預けていた。
- 小生もランニングウェアーのみになり規定の大きなビニール袋に荷物を詰めて
トラックに預けた。この際にビニール製の防寒ポンチョ(東京メトロの大きなマーク入り!)をくれるとの事であったのだが、荷物を
預けた所ではもう無くなったとの事。
- 冗談じゃない。そんなに遅く行った訳でもないのにもう品切れとはとんでもない!
係員に詰め寄ると他のトラックで捜してくれとのつれない返事。あわてて他のトラックでポンチョ
を捜してやっとの事で一枚確保。冷たい雨の中、ポンチョが有ると無いでは天と地の差がある。
- やはり遅く来た人はポンチョを貰えなかったようである。
- 荷物を預けた後は雨の中何もすることなくガード下で雨宿り。でも寒かった。
- フルのスタートは9:10からだが、8:30からスタートライン上に並ばされた。小生の位置はAからKの間のF位置であった。
- 待っている間も冷たい雨が容赦なく降り注ぐ。シューズもすでに水浸し。寒くてホントに辛かった。
(後での報告では気温5度だった由。寒いはずだ!)
- 新宿の高層ビルも半分以上靄に隠れていた。
- フルはまず9:05に車椅子の部がスタート。一般は9:10。スターターは慎太郎。(と言っても見えるわけはない。)
- 号砲からスタートラインに辿り着くまで約4分掛かった。思ったほどのロスタイムでは無かった。お立ち台では慎太郎がランナーズに手を振っていた。
- 都庁からJRの大ガード下までは下り気味のコース。前方に見える無数のランナーズの姿は壮観であった。
- 走り出すと寒さを感じなくなった。雨にもかかわらず都庁からずっと沿道での声援が続いた。
- 広い道路一杯に走るので、予想以上にランナーズの流れは最初からスムースであった。
- 7kmの給水点で今回の抽選で外れたため、ボランティアで参加した走友会のメンバーの一人に運良く遭遇。ペットボトルの水を一本貰った。
- 10kmコースのゴールは日比谷公園。小生が到着した頃には、すでに多くのランナーズがゴールし始めていた。
- 日比谷通りを通って増上寺の側を走る。雨は一向に止む気配はない。東京タワーも半分から上は雲の中。
- 品川の折り返し点(15km過ぎ)まではほぼ順調であった。(追い風であったのだ。)
- しかしながら、折り返したとたんに、向かい風となり冷たい雨と風にさらされる羽目になった。急に寒さで気力が萎えてきた。
- 走っても走っても体が暖まらない。おまけに20km手前で急に空腹を感じてきた。
- 前半の給水点には十分な水とスポーツドリンクはあったが、固形食は何もない。
- そこで、又してもウェストポーチに忍ばせた大福を一ヶ取り出し走りながら胃袋へ押し込んだ。
- おかげで徐々に元気を取り戻す事が出来た。
- 日比谷通りに戻り、銀座4丁目の交差点の手前が中間点。タイムは何とちょうど2時間。
うまくいけばサブフォーも夢ではない。
- 銀座4丁目から銀座通りも両側から観客が声援を送ってくれる。
- 中間点を越えた所の給水点でやっとバナナにありつけた。人形焼きも有るとの話であったが、小生は結局一ヶも口にする事が出来なかった。
(週刊誌によると6000個しか無かった由。食べられる分けないか。)
- 浅草までは淡々と走った。雷門で引き返す。
- 30kmを越えてもまだ雨は降り続いた。給水点で運良くあんパンを一ヶゲット!ランナーズが群がってあっと言う間に無くなっていた。
- 寒さのため何度もトイレに行きたくなったが、トイレの数が少なくどこも長蛇の列なので
立ち止まるのを躊躇する。
- とうとう我慢ならず、トイレのマークの有るところで脇道に入った。ところがそこはトイレの
数が一ヶのみ!やはり行列が出来ていた。仕方なく並んで待ったが、ここで確実に5分ロスした。
これは大きい!
- 再びコースに戻ったが、5分も立ち止まって居たために、しばらくペースが元に戻らなかった。
- おまけに再び銀座通りに戻った頃、白い物が落ちてきた。何とみぞれが降ってきたのだ。寒いはずだ。
- 疲れと寒さとトイレタイムで30kmから35kmは余計な時間が掛かった。
- それでも築地を過ぎた35km以降は気を取り直して必死で走った。
- 最後の5km位になってやっと雨が上がった。
- お台場の手前まではほぼ平坦なコースで走りやすかったが、お台場に入ると
橋を幾つか渡らねばならないので緩やかな上り下りが何度か続いた。
- やっとの事でゴールまであと1kmの地点に到着。雨の中よくここまで走ったという気分。
- 最後の力を振り絞ってゴールまで1kmを疾走した。ゴールタイムは4時間8分。
- 自分とって今まで最悪の気象条件の中良く走れたと思う。
- ゴールと共に女子高生が完走メダルを首に掛けてくれた。ペットボトルの水、バナナの無料配布あり。簡易防寒コート(不織布ポンチョ)も着せて貰った。
女性ランナーには小さな花束が準備されていた。
- ゴール後、預けていた荷物を引き取りに行く。すでに多くのランナーズがトラックから降ろされる荷物を受け取っていたが、
荷物の数も多く、係員の要領も悪く、荷物がなかなか引き渡されなかった。隣の男性は待ちきれずに係員に怒りをぶちまけていた。小生も同じ気持ち。
結局荷物を受け取るのに20分位掛かった。次回はもっと手際よくやってほしい。
- やっとの事で荷物を受け取り、隣の大きな建物の中(展示会場)に入ったが、そこはもう立つ余事もない位たくさんの
ランナーズが着替えをしていた。小生もやっと狭いスペースを確保して着替えた。
- 今回は走友会の仲間も多数参加したが、3万人のランナーズの中誰にも会えなかった。
- 完走後、御徒町のレストランで仲間が集まって打ち上げパーティを行うことになっていたので、臨海線経由で御徒町に直行。
- 応援組を含め10数名が集合。東京マラソンの反省会を行った。冷えた体を熱燗で暖めて疲れを癒した。それにしても疲れた。
- いい気持ちになって帰宅したら18:30でした。
- 東京マラソンは初回だけの参加と思っていたが、今回はあまりにもひどい天気だったので景色を楽しむ余裕が
全く無かった。もう一度、快晴の条件下で走って風景を堪能したいと思っている。
- 若い女性ランナーズも多くおじさんランナーズも楽しめます!!雨にもかかわらず3万一千人近くが参加して、完走率は96%だった由。
- 週間新潮の3月1日号の”都民を泣かせた「大迷惑」東京マラソン”の記事を是非ご覧あれ!
面白い事実が書かれています。
記録
5km | 31分 |
10km | 58分 |
15km | 1時間**分 |
20km | 1時間53分 |
中間点 | 2時間00分 |
25km | 2時間30分 |
30km | 2時間55分 |
35km | 3時間**分 |
40km | 3時間55分 |
ゴール | 4時間08分 |
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