武甲山
場所:秩父 標高:1,295m
2000年4月29日(天気:晴れ)
西武池袋線東久留米発 | 4:57 |
西武秩父線横瀬駅発 | 6:20 |
一の鳥居着 | 7:30 |
ます釣り場着 | 7:40 |
18丁目の水場着 | 8:00 |
42丁目の分岐着。昼食 | 9:00 |
頂上着 | 9:20 |
下山開始 | 9:35 |
林道終点着 | 10:30 |
札所28番 | 11:00 |
影森駅着 | 11:40 |
西武秩父着 | 12:05 |
- ほぼ二年振りの山行である。
- 毎年、5月、8月と山へ行く事を定例としていたのであるが、昨年度は同時期が雨にたたられ山へ行けなかった。
- 今回は久しぶりの山行なので候補地を色々物色したのであるが、結局、一番手近な200名山の一つである武甲山に決めた。でもこれは正解であった。
武甲山遠景(横瀬側)
- 武甲山は、小生が秩父を訪れる度にずっしりとした山容を見せていたので、以前から一度は登ってみたいと思っていた山である。
- 今年のゴールデンウィークの初日は天気が良いとの予報であったので、初日を登山日にしようと考えていた。
- 予報どおり今朝は快晴!でも昨夜は、朝4時に起きなければと思うと熟睡出来ず、結局、3時30分には起きてしまった。(小生はデリケートなのです!)
- 東久留米発4:57の電車で飯能まで。飯能から直ちに西武秩父線に乗り換えて横瀬に着いたのが6:17。
- 横瀬からの登山者は小生のみ!快晴で駅から武甲山の雄大な姿が望めた。
- 西武線沿いの道を引き返し、三菱マテリアルの工場の側を通って武甲山に至る林道を進んだ。
- 途中に延命地蔵がある。さすが秩父!
- この林道沿いは、石灰岩関係の工場と事務所が多かった。武甲山に関わる企業がたくさんあることを再認識した。
- それにしても、石灰岩が採掘されている武甲山の北壁は哀れ!これは、俗に言う、自然破壊の典型的な例ではないのだろうか?
- 林道に入っても、歩いているのは小生のみ。たまに車が通るのみ。
- 一時間位歩くと、舗装道路は途切れた。舗装道路が終わるとほっとする。でもそれから急な登りとなった。
- 林道終点近くになって車二台に追い抜かれる。一台が止まり、コースについて質問される。彼らは終点から登山する事が判明。冗談じゃない、自家用車なんぞで登山しないでよ!登山の良さは、電車とバスを乗り継いでいくことに意義があるのだから。でもそれを彼らに言っても無駄か・・・・
一の鳥居
18丁目の沢杉の大木
- 林道終点に一の鳥居がある。一丁目毎に石の道標があるが、そのスタート地点。
- マス釣り場を過ぎて、茶屋に登山届けのノートがあった。それによると、小生は今朝4人目の登山者。でもすでに車が止めてあったので、駅から徒歩での登山者としては一番目!
- いよいよ本格的な登りが始まる。しばらくはコンクリートで固めた狭い道が続く。でも滑り止めをしているので歩きやすかった。
- 15丁目からは登山道となる。杉林の中の登りとなる。
- 18丁目に至ると沢があり。登りで唯一の水場となる。水量は豊富で水は冷たくてうまかった。傍らに不動明王が祭られていた。
- 水場を過ぎるとジグザグの登り道が続く。
- 標高1000mを越えたあたりに、直径1mを越える杉の大木が立て続けに3本現れた。あまりにもの大きさに圧倒された。樹齢何年になるのであろうか?
- そのうち、やっと、左手に視界が開けてきた。大持山、小持山が見えてきた。このあたりで、高年カップルを追い抜く。今日初めて会った登山者。
- まもなく、丸太で出来た(まだ新しい)急な階段の登りとなる。この登りは本当にきつかった。
42丁目分岐
分岐展望両神山
- やっとのことで登り切ると、42丁目の分岐点。下り側の山々の素晴らしい展望が開けてきた。ここから上は落雷が多いとの看板あり。夏は注意!
- ここで小生は、お腹がすいたので、ランチタイム。自製の特大のおにぎりを2個平らげる。ちょっと塩を付けすぎたか、しょっぱかった。15分ほど休憩。
- 分岐点から山頂まではわずか5分。
- 頂上には御獄神社があった。神社の裏手を少し登ると2カ所展望台(金網の柵がある)があり、北側の雄大な展望を楽しむ事ができる。
- 今日は快晴で、見晴らしはすばらしかった。近くには100名山の一つ、両神山の特異な山容をくっきりと見ることが出来た(画像左側の山)し、眼下には秩父市街をミニチュアの如く見る事ができた。
- 浅間山、谷川岳も見えるはずであったが・・・・。南側は神社に阻まれて展望なし。
- 更に、山頂直下では、ブルドーザーが石灰岩を採掘している(自然破壊)光景を目の当たりにする事ができた。(休日なのに稼働していた。)
- 視界は最高であったが、山頂は風が強く寒かった。
- 山頂からの展望を満喫した後でいよいよ下り!
- 横瀬からの登りは山頂までずっと杉林であったが、橋立方面への下りは、一転して広葉樹林帯。特にカラ松の木が目立った。頂上付近はまだ芽を吹き出したばかりであったが、新緑及び紅葉時のカラ松林はすばらしいと思われる。
- 相変わらず、小生は下りは苦手。久しぶりの下りですぐに足が痛くなってきた。
秩父市街
山桜の花28番札所
- 途中で山桜の並木に出くわす。残念ながら、花はもう終わり頃であった。しばらくすると、カタクリの花の群生に出会う。でも花の色と形は今一で被写体とならず。
- 最後の下りは杉並木の中のジグザグの道。やっとの事で沢のある林道にたどり着いてほっとした。
- 下りで出会ったのもほんの数組の登山者のみで、静かな山行を楽しむ事ができた。
- 後は駅まで林道をひたすら歩くのみであった。
- 最後に秩父札所28番に出くわしたのでお参りした。結構観光客でにぎわっていた。
- 下界に着いてもまだ午前中!ついでに札所27番まで足を延ばした。
- そこから秩父鉄道の影森駅についたら11:40頃。(本来は浦山口駅が正規ルート)
- 秩父鉄道は1時間に1本か2本しか電車がない。たった一駅なので、西武秩父まで歩こうかと考えたが結局電車を待つこととした。
- 11:57の電車でお花畑駅まで。
- 西武秩父駅に着いたら、ちょうど、12:22発の特急レッドアロー号があったので、急いで’秩父饅頭’と’秩父錦!’とカンビールを買って電車の中へ!
- 電車の中でビールを飲んでやっと一息ついた。
- 自宅に着いたらまだ14:00前でした。今日はホントに天気が良くて、久しぶりに最高の山行を楽しむ事が出来た。連休にもかかわらず、予想外に静かな山行であった。
- 西武鉄道のガイドパンフレットによると、今回のコースの所要時間はトータルで7時間25分であるが、小生の場合、結構いいペースで歩いたので、休憩を含めて5時間15分(あまり休まなかった)だった。歩いた距離:ほぼ20km。32,790歩でした。
- マラソンも捨てがたいけど、山行もいいものだ。自然とのふれあいは、登山が一番!
- やはり、マラソンばかりでなく、たまには山に行くべきだと思った。
- 久々の山行であったが、マラソンのおかげで、小生の体力はばっちりであることが証明された!
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