会員の完走文/エッセイ集
2014年第24回チャレンジ富士五湖完走記:岩崎明生
概要
日時: 2014年4月20日(日)
(スタート)富士北麓公園陸上競技場 標高1006m
(コース)72km、100km(2次スタート)、112kmの3つのコース
アップダウンが繰り返しある標高差170mの富士五湖を周遊
(天 候)曇り、霧雨 1℃〜6℃
(持ち物)走り切る気持ち(パンフレットに記載!!)
完走記
- 世界文化遺産に登録された富士山、登録後初めて開催される24thチャレンジ富士五胡に参加しました。第1回は寛平さん以下13名が五胡周遊に挑戦し、完走者は1名だったそうです。今年は参加者4400名、エイドが24箇所。うどん、おにぎり等もあり。私設エイド、沿道の応援も多くフレンドリーな大会です。
- 募集は前年の10月下旬開始。6ヶ月前です。申し込んでから十分な練習期間をとるためと思われます。
- 今回は2回目の挑戦になります。前回は制限ギリギリのゴールでした。今回はもう少し早くゴールしたいと誓い、ワクワクドキドキでスタート地点に並びました。
- スタート5時15分。競技場から出てすぐに上って下り。山中湖までアップダウン。山中湖に着いたら「I崎さ〜ん」。なんとロギさんが応援にきていました。知っている人から声かかると力が蘇ります。力をもらって走っていたらまもなくみかんさんと合流できました。みかんさんと河口湖までワイワイガヤガヤ。いつもの久喜菖蒲公園を走っている気分でした。トイレが近い私に付き合って頂き、みかんさんはちょっとロスがあったかも。
- みかんさんと別れて上り坂。12時近くの予定で51kmエイドの荷物サービスにパン、おにぎり、チョコ等持ち込んでいました。しかしパンを半分かじっただけ。お腹が受け付けません。すぐに急な登りを歩いてしまいました。登りきったところより次のうどんエイドまではひた走り。うどんをゲットしてからは精進湖までの上り(峠?)。まいったなあと思っていたところ「「I崎さ〜ん」。なんとロギさんがいました。なんという絶妙なタイミング。さすがウルトラの父です。
- このあたりで折り返してくるフーさんを見かけたような気がしましたが一瞬で声を掛ける元気も時間もありません。なんとか本栖湖の70kmの第3関門に到着。関門時間の20分前です。2箇所目の荷物サービスあり。またしてもパン少々かじっただけ。先が思いやられます。
- 寒けがしたので、用意していたゴミ袋ポンチョを被って出発。寒さ対策で使用できました。周辺の林に雪が残っていました。折り返してすぐにみかんさんが向かってくるのが見えました。「関門時間が迫っているよ」。結局間に合わなかったようですね。本調子でないと聞いていたのに70km走破したのはすごいです。本調子なら完走間違いなしです。
- みかんさんと別れてからはとことこと走り。精進湖からの下り。スタートから80km。またしてもロギさん「I崎さ〜ん」私大声で「車代払うからゴールまでお願いします」ロギさん「未だ十分時間あります」。残念、乗車拒否です・・・。私はスピードがありません。ましては歩いたり走ったり・・・。
- 予定では、1時間以上前に95kmまで到着し、魔の上り坂は初めから歩くつもりでした。それが95kmに到着したころは暗闇。時計のライトを付けると関門時間まで1時間もありません。「やばい制限に間に合わない。」95kmのエイドには寄らずにそのまま走り続けます。途中の係りの人に「後何kmですか」「2.4kmです」「久喜菖蒲公園一周ですね!?」「・・・?」、「ゴールまで何kmですか」「1.4kmです」「久喜菖蒲公園半周ですね!?」「・・・?」。最後の数百mは下りで助かりました。
- 全力疾走。制限3分前のゴールでした。前回同様ギリギリのゴールでした。
ゴールしてからは、一緒にいた方が知っているとおり。酸欠状態。ハーハースースー。ラマーズ法を30分以上やっていたような気がします。私を遅くまで待っていただいたフーさん、ジャスビーさん、H沢さん、みかんさん、フーさんの知り合いのK原さん。この場を借りてお礼を申し上げます。久喜組は、最終電車での帰宅でした。
- 今回は他の方より多くの時間を走り(歩き)続け、多くの感動をもらえました。参加仲間も多く、ロギさんの沿道からの応援もあり、たいへんにぎやかでした。ウルトラは、普段味わえない感動があります。
- 初めてウルトラに挑戦される方の参考になるかもしれません。私の場合で恐縮ですが今回の反省、ウルトラの練習を以下に記します。
(今回の反省)
- 最初から各エイドは必ず立ち寄り(95km除く)、そのたびに水等を補給し足のストレッチを行いました。
- 荷物が2箇所預けられます。私は、着替え、食料多数、ゴミ袋ポンチョを用意しましたが、利用したのはパン半分と、ゴミ袋ポンチョのみでした。利用しない荷物が多く難儀しました。
- アミノバイタルをウエストポーチに用意し後半は3本飲みました。
- トイレ対策でスイカ・小銭を携帯しコンビニを数回利用しました。コンビニは用意してあるトイレほど混みません。又、トイレが清潔です。
- 携帯電話のカメラを利用しましたが慌てて保存ボタンの押し忘れが多数ありました。みかんさんごめんなさい。
- 前回足が痙攣したので、今回は走る前に漢方薬68「しゃくやくかんぞうとう」を飲み、ウエストポーチにも用意しました。途中では飲みませんでしたが、足の痙攣はありませんでした。
- スピードがありません。山歩きはしましたが。
(I崎の走力)フルマラソン4時間前後。但し、ここ数年4時間を切れたことはありません。
(今年の練習量)
- 30km〜70kmの長距離走、マラニックを10回(フーさん主催の狭山湖練習会2回含む)
- 30km〜35kmのトレランもどき(唐沢山、太平山の山歩き)4回
- ・走行距離 1月275km、2月302km、3月377km、4月19日まで240km
- 通勤 一駅手前で下車し片道2km(約25分)
- その他 太極拳 週一回2時間 ゆっくり動作でスピードをつけ、柔らか動作で瞬発力
- 又、機会をみつけてウルトラマラソンに挑戦したいと思っています。ウルトラマラソンはフルマラソンまでとは全く違う競技と思います。I崎でも走ることができました。ウルトラを走ったことが無い皆さんも一緒にこの感動を味わいませんか!
- I崎記(記録13時間57分)
宿にて
岩崎さん
原沢さん
タオル
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