会員の完走文/エッセイ集
三浦半島100Kmみちくさウルトラマラソン完走記・Saori
概要
日時: 2014年5月25日(日)
(コース)三浦半島
完走記
- 3時半起床、4時頃から朝ごはん食べ始めて10分前にスタート地点に到着。
大会主催者から制限時間がないってことを発表されてちょっとホッとした。
- 5時にスタートし、海岸線から上がってくる太陽をみながらゆっくりと走り始めた。
第1CP武山(3.5km,6:38)で大渋滞発生!!
- 三浦富士のトレイルコースに入る前のスタンプを押すために約30分弱のロスタイムが発生した。この時点で計画してきたタイムテーブルは意味をなさなくなった。...
三浦富士からの武山トレイルコースも雨の後で路面がツルツルだったからかるーい渋滞になってた。
- ロードになってからは自分で決めていたキロ7ペースでコツコツ行くことに。コースはとっても素敵で常に海を見ながら走れるんだけど海風が強烈(笑)
第2CP夫婦橋(16.2km,7:23)ではラスクを頬張った。ここら辺から急に信号の数が増える増える・・・
- 横須賀が近づくにつれて日本っぽくない雰囲気がしてきてオシャレな海外を連想させる感じだった。新しくできるショッピングモールの工事のお兄ちゃんに「何かイベント?」って聞かれたから
「100km走るのー」って答えたら
「がんばれー」って手を振られて嬉しかった。
- 第3CP三笠山公園(26.5km,8:43)に到着。ここではトマトスープリゾットがあっておいしかったぁ。
この辺りから気持ちよく走れるペースにシフトしてキロ6’45”にした。
海の真横を走るから激向かい風に立ち向かいつつ、照りつける日差しで暑いんだけど景色がいいから楽しめる。
- 第4CP馬堀海岸(31.3km,9:34)では大好きなお汁粉登場!!しっかり2杯食べて、わたあめ持たされた(笑)この辺りからだいたい同じペースの感じの人が出始めたり、折り返しで顔を合わせた時にお互い励まし合ったりして色んな人と仲良くなり始めてきた。
さらに景色を楽しみながら海岸沿いを走り、同じ目標に向かって頑張る同志と会話をしつつ前進した。
- 第5CP観音崎灯台(34.3km,9:56)では海岸でBBQをしている方がいたりしていい雰囲気だった。フルーツポンチをたくさん食べて出発。このCPは本ルートからちょっと外れた感じの「みちくさ」だった。
というかここから「みちくさ」が始まった(笑)
- 本ルートに戻って走っていたら忍者柄っぽいザックとバイザーをしてる男性と同じペースになって色々とお話をしたら、なんとザックを手作りしてるって。
販売したら売れると思った1品。
- そうこうしてる間にまたも「みちくさ」で第6CP燈明堂(41.3km,10:57)に到着。
まんじゅう食べたり、記念写真撮ったりした。この辺りですでに脚に疲労を感じ始めていた。
本ルートに戻って復路は海の真横を走る。まだまだ激向かい風は続いて、砂も飛んでくるから目にはいってくる。
- 第7CP野比海岸(47.7km,11:55)に着いたらすでに杏仁豆腐は売り切れていて塩キャベツとドリンクのみになってた。この塩キャベツの味が濃いめでお酒のつまみっぽくておいしかったー。
ここまで戻ってきたらあとは中間点のマホロバが見えてるからコツコツ前進した。マホロバまでは来た道を戻るからだいたいの距離感を把握できた。
お昼ご飯を食べるためにマホロバへ「みちくさ」した。(51.9km,12:40)
- ここではそうめんをたんまり頂いた。暑いからちょうどよかった♪さらに、フルーツゼリーを持たせてくれてポケットの中はいっぱいになった。一緒にいたねもサンとはここでバイバイした。
マホロバを13時までに出れば14時間でのゴールが可能だと思っていたからサクッと出発して南下するルートへ。
- さらに海岸沿いルートは続く。剱崎に向かう途中で前を行く人がロストしていたから一応、本部に連絡を入れておいた。剱崎灯台方面に行くのに1回下ってからまた上って第8CP剱崎(59.3km,13:42)に到着。
創業53年の心太を堪能♪♪今思うとこの辺からハンガーノックへの道が始まっていたんだと思う。
このCPからフレンドリーで同じペースで話しながら走ってくれる男性現る(笑)
次のCPまでひたすらお話しながらキロ7ペースで走った。
- 続いての「みちくさ」は城ヶ島。橋を渡って先っちょの公園が第9CP(67.7km,14:50)。
ハンディキャップのある方々が作ったパウンドケーキやクッキー、紅茶、ハーブティーを食べた。前のCPで食べた心太が完全に消費されて空腹を感じていた。友達にもらったジェルを摂取してとりあえず大丈夫かなぁ〜と思って出発。
- そのまま本ルートに戻るかと思いきや灯台方面のオフロードへ「みちくさ」。景色はすっごくよかったし、芝生を見つけてゴロンとしてみた。
そしたらよくしゃべる男性と再び一緒になった。またもしゃべってたらあっという間に第10CP三崎港(73.9km,15:33)に到着してじゃが肉食べた。塩気のあるものがおいしい!!
でも、次のCPに行くまでにハンガーノックの症状が出始めた。いきなり訳の分からない強烈な睡魔に襲われ始めてびっくりした。
走れるパワーもなくなって歩きになっちゃった。
- やっとの思いで第11CP引橋(79.7km,16:30)に到着。リタイヤした方が応援しに来ていて色々と話をしつつ睡魔と格闘してた。とりあえずバナナ1本食べて出発。
コンビニを発見して駆け込んで、レッドブル・パン・アイスを摂取したら睡魔が取れてきた。座ってご飯を食べてる時にお姉さんを応援しに来ていた方が声をかけてくれて練乳を1本くださった。
ハンガーノックになったときは練乳が速攻作用があっていいって。ホントにありがたかったー。
さらに地元の若いお兄ちゃんに声をかけられて何をしてるのか聞かれて説明したらびっくりしてた。
そりゃそうだよねー。
- 補給したおかげで色々と復活してキロ6ペースくらいを取り戻せた。登り坂も走れるくらい回復してきた。
同志にがんばりましょうねーって声をかけながら第12CPソレイユの丘(85.6km,17:40)に到着。
- ここで練乳をくれた女性のお姉さんに遭遇して色々とお話をした。ホットドッグやらもろきゅうを食べて、頑張れば14時間以内完走ができるかもーという希望が見え始めた。
まだキロ6くらいのペースでいけると思って呼吸が苦しくならない程度に走った。ハンガーノックにならないようにもらった練乳をチュウチュウ吸いつつペースをキープした。
- この区間はほぼフラットで第13CP林交差点(93.8km,18:32)に到着。コーンスープ飲んで、お菓子をたくさん食べた。エイドのお兄さんがたくさんお菓子持っていきな〜って言ってくれたからポッケにお菓子をたんまりと詰め込んで出発。
時間的に頑張っても14時間半くらいかなと思った。ここまで来たら走れるだけ走ってゴールを目指そうという気持ちになった。
コツコツ走っていたら仮装のペンギンさんに会って、残り3キロくらいだったから一緒にゴールを目指すことにした。
色々と話をしつつ、すれ違う同志に声をかけつつ走った。
- 最後のマホロバまでの登りを一気に登ってペンギンさんとゴール!!
約14時間25分。
スタンプ渋滞と信号のロスタイムを考えたら妥当なタイムだったのかなとも思う。
- 景色はとってもいいんだけど、強風と日差しはすごかった。
もし次にウルトラを走るなら補給食を考えないといけないなと思った。
シリアスランナーがほとんどいなかったからみんなで励まし合えてよかった。
日の出
三浦富士
太平洋
ランナーズ
ゴール
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